2006年11月21日
日本人の子供が死ぬ理由

厚生労働省の統計がある。
「自殺、小児ガン、交通事故、他殺などの死因を5歳から9歳までの子どもの場合、多い順に並べなさい」
という設問で. 正解する人は法科大学院の学生にはひとりもいないらしい。交通事故が最も多いのかなと推測するかもしれないが、実際には年間の5歳から9歳までの子どもの死亡者数は663人で、そのうち小児ガンが68%、ついで交通事故が17 %、溺死が8 %、ついで肺炎。そして他殺は3 % である。加害者はほとんどが親。まったくの他人に殺される子どもは年間数人である。確かに一人でもいればその家族にとっては大問題であり、また死亡原因に関係なく、子供の死は悲惨なものである。
ただ子供がどのような危険に晒されているのかという事を、冷静に考えた場合、その実態はそういうものであるという事を認識すべきである。「子どもの安全が脅かされる社会になっている」とよく言われるが、実態とはけっこう違うのである。
要するに煽動的なメディアに騙されるなって事だな。。。
こういう実態を知れば、「今、犯罪が多発している」とか、「外国人による犯罪が増えている」とか、「子供がキレやすくおかしくなっている」とか、少しは疑いを持って見ることができると思う。
Posted by らっっっきー at
23:09
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