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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2008年05月08日

ちょっと適当に考え事




 さて、連休も終わったのでブログでも再開するか・・・。
 で、やっぱりブログでも何でも考え事をすると、それが頭の中をグルグル周ってしまう。そのことばっかりを考えてしまって、疲れることこの上ない。なので、いろいろな考え事をここらでぶつけて書いてしまおうか。

 飢餓問題か!! そして飢餓問題から現代の食糧高騰へと当然のように繋がっていったのであった。
 さて、結論は出たのか??

・なぜ世界が飢えるのか 
 ⇒モノカルチャーを押し付け自給自足体制が壊され換金作物が価格暴落し、穀物価格が上昇してるから 
・誰がやっているのか
 ⇒カーギル、ADMなどの穀物メジャー、アメリカ政府、ホワイトハウス、IMF、世界銀行などの国際機関、投資家
・そいつらは誰なのか
 ⇒ロスチャイルド財閥をはじめとした金融資本家、赤い盾でおなじみの世界の利権を握る閨閥で作られたあっち系の人たち

・ところで穀物はなぜ価格上昇してるのか?
 ⇒シカゴの先物取引で、穀物に投資して、バブル引き起こして儲けようとしてる人たちがいるから。そして穀物メジャーが儲かるから。
・そいつらは誰なの?
 ⇒よく分からん。年金基金だとか、オイルマネーとか、要は投資ファンド、ヘッジファンドの金が流れ込んでる。インデックスファンドとか、いろいろ。
・先物取引ってそもそも何?
 ⇒長期スパンで穀物の取引を成立させること。ある時期にある量をある価格で取引することを先に決めること。なんでそれで価格で上がるのか、よく分からん。
・なんで資金が流れ込むようになったの?
 ⇒規制緩和があったかららしい。よくわからん。規制緩和を要請したもの、規制緩和を成功させたもの、儲けたもの。それぞれがいるはずだ。


 ま、要するに、(様々な複合的要因はあるんだろうけど・・・)現在の世界の農業と食のシステムを作り儲けている人間たちが悪いということだな。
 それが世界が飢えている元凶なのだ。
 そして、投機マネーによって、更にそのシステムで儲けるものと飢えるものが出てきているということだな。

 いやはや。これが世界の現実なのである。今後、よく分からないので調べなければならないのは、規制緩和がどうであったのか、そして世界の穀物価格が決まるシカゴの先物取引の現場がどうなっているのか、詳しいことを知りたいと思う。全くワケが分からない。
 朝日新聞に、今の食糧危機についての特集があった。たった三日間の特集であったが、二日目がなかなか良かった。ヘッジファンドとか、インデックスファンドとか、その解説があった。農林水産省にもインタビューしていて、官僚もインデックスファンドなんて、初めて聞いたとか言ってんの。もう見てらんない。
 
 さて、、、何だろう・・・。小林よしのりは言った。自分が対象とするのは、「日本」だと。世界を対象にして語るのは、重すぎるという。そして左翼は世界を対象にして、世界平和がどーのこーの言って、脳内お花畑になってるとか、言ってる人もいる。世界というのは、パワーゲームなのであって、大国と大国のエゴのぶつかり合いなのだと。
 
 だが、例えば自分が、飢餓特集とかやろうとしてるときの一回目に書いたように、この地球で最もひどくて最低な問題こそが、飢餓問題ではないかと思っている。そしてまあ確かに世界の問題なんて、あまりにも広くて悲惨すぎて重くて重くて、もう嫌になってしまうし、手に負えない。考えるだけでも精一杯で、疲れてしまうというのは、全くその通りなのだ。だが、それは無関係で、どうでもいい問題なのかといえば、そうではないであろう。
 実際に日本でも食糧の値段は上がっているし、実際に日本の食糧自給率は30%台であるし、穀物メジャーは日本にも大きな影響を与えている。そして実際にこの世界で、同じ人間が、理不尽なことに苦しんで大量に死んでいて、この世の地獄が実際にある。またその一方で天文学的に儲けている人たちがいるのも、この世の現実なのだ。
 もはやグローバリゼーションは、現実なのだから。

 相原コージの漫画を昔読んだ。四コマ漫画なのだが、こんなストーリーだ。一人の男が部屋で、メシを食いながら、テレビを見ている。テレビにはやせ細って弱ったアフリカの子供の姿が映っている。男は悩む。なぜ世界にはこんなにも不公平なのだろうか。自分にできることはないのだろうか。しかし問題を解決することなどできっこない。どうしたらいいんだろう。
 そして男は気付くのだ。自分が悩むのは、飢えている子供がいるということを問題に思う自分がいるのが原因なのだと。
 そして、男は画期的な問題の解決方法を考え出す。
 それが問題だと思わなければいいのだ。それを問題だと思う自分自身を変えればいいのだと。
 そして、オチで、男は飢えているアフリカの子供をテレビで見ながら、メシを噴出して、「ハハハハハハ!!」と爆笑するのだ。それがあたかも問題ではないかのように。

 全くシニカルであり、皮肉がこめられている。だが、爆笑しなかったとしても、普通の人は無視をして考えないようにしてるのではないだろうか。そしてそれは、この男がやっている問題の解決方法(実際は何の解決でもない)と同じなのだ。
 少なくとも、自分はそのような安易な解決方法をとることはなく、少しずつでも興味を持って考えていきたい。
 
 さて、「ブラッド・ダイヤモンド」という映画を観た。レオナルド・ディカプリオ主演で、最高の映画であった。10点満点だ。
 この映画がすごい点というのは、ミルナー幼稚園などロスチャイルド系の作ったダイヤモンド利権で、アフリカ人が殺しあっているという現状を、リアルに描いている点にある。
 そこで言われているのが、「T. I .A」である。これはThis is Africaの略である。つまり諦めと、無力感をもって、シニカルに笑って肩をすくめて、どーせまあこれがアフリカだからね。といった感じだ。

 全くだ。アフリカ・・・。実を言うと、俺はアジアが大好きで旅もしまくったが、アフリカには行ったことがない。アフリカは遠い。そして危険なイメージばかりだ。そして実際に飢餓問題を調べてみると、アフリカの悲惨さ、搾取のされ具合はハンパではない。そしてロスチャイルド系をはじめとした、搾取する側の「白人たち」の、悪辣さといったら、もう言葉もでない。。。

 で、結局思うのは、本当になんなんだろうか、これは。。。といった思いである。
 14歳の純粋な美少女中学生が、作文に書きそうなことであるが・・・、なぜ世界の人は殺しあって、戦争は起きるのでしょうか。平和な世界を作ればもっとみんなが幸せになれると思います。
 だが、現実は全くもって真逆だ。よくもまあ、世界にはサディストだらけなのだなあと。そして過去に起きたサディスティックな大虐殺は、現在に繋がっていて、現在の世界を形成している。そしてそのような大虐殺は現在も続いているのだ。
 戦争・虐殺・飢餓・貧困、まったくもって、この世はSHIT SHIT SHIT WORLDである。TIA、特にアフリカはその現代の地獄が凝縮されているかのようだ。

 そして、それらは人間の意志によって、作られているのだということに思いが至るのだった。そう、そのように考えたとき、なんだろうか、もう本当に、FATIGUEが体にのしかかる。
 まあ、ある人はそれはユダヤのせいだと言うだろうな。でもそこまで単純でもないだろうね。。。

 要するに資本主義、市場原理主義、それらのシステムの行き着く先が現代なのかもしれないね。
 そして人種差別主義がその根底にあると思う。だからこそのこれだけの殺戮と飢えが平然と放置されているのだろう。

 さて、そんなこんなでミャンマーでサイクロンが起きた。
 もう人、無駄に死なないでというのが、本音だ。ミャンマーには行った。あの小さな町は無事なのだろうか。あの変な仏像は飛ばされてないだろうか。

 赤十字にでも救援金を!!

 http://www.jrc.or.jp/sanka/help/news/1380.html
 
   

Posted by らっっっきー at 23:53Comments(0)

2008年05月01日

◆飢餓問題21 膨大な利益・餓死





 人々は飢え、暴動を起こし、そして餓死する。

 そして同時に、穀物メジャーは、膨大な利益を手にする。

 どうなんだこれ??


【引用開始】
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCDH5146.html
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1209558768/l50

ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)世界の一部で食料不足に伴う 暴動が起きているさなか、農業関連の大手企業が別の問題への対応を迫られている。
その問題とは、膨大な利益だ。

農産物加工・販売大手の米アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(NYSE:ADM)が
29日発表した1-3月期(2008年6月期の第3四半期)決算は42%の増益となった。
中でも小麦、トウモロコシ、大豆などの穀物を貯蔵・輸送・取引する部門の利益は7倍に膨らんだ。

除草剤・農業バイオ技術大手のモンサント(NYSE:MON)、「ジョン・ディア」ブランドで知られる
農機大手のディア(NYSE:DE)、肥料大手のモザイク(NYSE:MOS)はいずれも、
直近の四半期決算で同様の大幅な利益を計上した。

こうした多額の利益は食料危機が背景にあり、一部の専門家によるとこの食料危機は
過去30年で最悪だという。
国際連合(UN)の潘基文・事務総長は29日、穀物価格と原油価格の高騰の影響を抑えるために
世界の高官レベルの作業部会を立ち上げるよう呼びかけた。

潘氏は「前代未聞の規模の社会不安を防ぐために、各国がもっと努力しなければならない。
また、世界食糧計画(WFP)の7億5500万ドルの資金不足を補うために各国が資金を拠出すべきだ」
と語った。

ブッシュ米大統領は同日、記者団に「諸外国で食料不足に苦しんでいる人々のことを深く懸念している」
と語った。また大統領選の候補指名を目指す3人は最近、懸念の要因として食料価格とエネルギー価格の
高騰を挙げた。

共和党の候補指名が確実なジョン・マケイン上院議員(アリゾナ州選出)は、エタノール1ガロン当たり
51セントの税控除と、ほとんどの輸入エタノールに対する同54セントの関税を撤廃するよう提唱している。
これらの措置は農家や多くの政治家の不評を買っている。

食品関連企業は、「食品価格高騰の責任はわれわれにあるのではない。問題解決に向けて努力している」
との立場。「利益が膨らんだ分は、新技術の開発に充てることができ、ゆくゆくは農家の生産性向上につながる」
としている。

モンサントは「穀物の単位面積当たりの生産高拡大につながる遺伝子組み換え種子の
改良に取り組んでいる」といい、ADMは「(食料)供給の混乱を緩和する対策に資金を投入している」という。
ADMの広報担当副社長、ビクトリア・ポデスタ氏は「問題はおそらく、利益を上げているかどうかではなく、
得た利益で何をしているかだ」と語った。

モンサントが2日発表した12-2月期(08年8月期の第2四半期)決算は、利益が前年同期の2倍を超えた。
ライバルである化学大手デュポン(NYSE:DD)やスイスの農業化学大手シンジェンタ(NYSE:SYT)は
最近、利益見通しを上方修正した。ディアの11-1月期(08年10月期の第1四半期)決算は55%の増益だった。
モザイクが4日発表した12-2月期(08年5月期の第3四半期)決算は利益が約12倍に膨らんだ。

ADMの主要なライバル各社も多額の利益を上げている。
穀物メジャーのカーギル(非公開)は直近の四半期の利益が86%増の10億ドル、
同ブンゲ(NYSE:BG)の利益は約20倍の2億8900万ドルとなった。ブンゲは肥料の販売や穀物加工などを手掛けている。

ADMの穀物販売部門は1-3月期、目覚ましい業績を上げた。営業利益は前年同期の4600万ドルから
3億6600万ドルに増加した。農家から調達した穀物を、ブドウ糖果糖液糖やエタノールなどに加工したり、
穀物を外国向けに出荷したりすることが同社の中核事業。

パトリシア・ウォルツ最高経営責任者(CEO)は「食品購入のための支出が増えている消費者の心情を察している」
としたうえで、「問題なのは、穀物をバイオ燃料の生産に利用していることではなく、食品の輸送費を押し上げている
ガソリン価格の高騰だ」と指摘し、「食品対燃料という議論は見当違い」との考えを示した。

同氏はアナリスト向け電話説明会で、「エタノール生産を推奨している米政府の政策は見直すべきだ」との
意見について、「バイオ燃料の生産を後退させるのは誤りで、愚かなことだ」と述べた。
ADMは米国のエタノール生産で最大手の1社。

ADM株の29日終値は前日比1.84ドル(3.88%)安の45.58ドル。その後の時間外取引でも一段安となり、
45.30ドルで取引された。これは、エタノール生産への補助金支給が批判されていることについての投資家の
懸念を示している可能性がある。

クレディ・スイスのアナリスト、ロバート・モスコー氏は調査リポートで
「われわれがインタビューした投資家のほとんどは、彼らの投資資金が、政府の補助金に依存する
ビジネスモデルに振り向けられていることを不安に感じている」と指摘している。
【引用終わり】
  

Posted by らっっっきー at 01:06Comments(0)