2008年04月05日
◆飢餓問題5 リミッターの外れた市場原理
これを書き込んだ人は、事情を良く分かっているのだろう!!
カー●ルなどを初めとした、食料を世界的に商売道具にしている人間たちが、どれだけ不公平な世界を作っているのかということだ!!
【引用開始】
【4秒に】飢餓問題スレ【1人】
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1104387293/
あのな、まず、世界の食料(穀物と言い換えてもいい。)がどんな仕掛けで流通
するのか勉強してみ。飢餓は起るべくして起ってることが判るから。
世界人口のどれだけが飢餓線上にあるのか調べて見ることだな。そして、それは
一部の連中にとって、とっても美味しい商売でもある。
ちょっと前、ブラジルで日本政府が資金援助して、かなり大規模な農業開発を
やった。大成功だった。日本政府の目論みは、そこで生産される大豆を日本に
安定供給することだった。この開発は一時は世界の大豆生産の3割ほどまでに
なるほどの成功だったが、大豆は一粒たりとも直接日本へは入らなかった。
なぜそんなことが起きたのか、調べてみるといい。開発名はセラード開発とか
セルトン開発とかいう。
で、なぜか判ったら、テロが起きるのはまったく不思議なことじゃないことが
判るかもしれない・・・
それじゃもう少し具体的に。
世界の穀物流通の8割はたった4社の穀物商社に支配されてる。だから肉を食べる
ことをやめても、飢餓は無くならない。
1972年、伊藤忠商事は米国シアトルに穀物輸出用のサイロを作った。カナダ産の
穀物を日本へ輸出するためだった。翌年、このサイロは爆破された。犯人はいまだ
に判らない。
食物(農産物)流通の世界はこんな世界なんだ。これが南米での貧困問題、アフリカ
での飢餓を生んでる元凶だ。ただし、この4大商社の全機能を否定はしない。安定した
食料供給の面での貢献度は大きい。問題は営利企業であるということだ。利益確保
の前には人間性は重要な問題ではないと考えているらしいから・・・
わーった。もう少し詳しく説明しよう。
実は世界の食糧生産は不足してない。将来はどうか判らないが、現時点ではそうだ。
しかし飢餓は発生する。食料は不足していないのに飢餓が発生する、というのは、
語弊を恐れずに言えば、原因は流通にあるという事は理解してもらえるだろう。
余っている処から不足する処へスムーズに食料が運ばれれば、理論的には飢餓は
発生しない。たしか一度どこかで書いたが、もう一度例として書いておこう。
以前、エチオピアで大飢饉があって、100万単位で餓死者が出たことは知ってるかと
思う。このとき、日本政府は緊急援助として、国内で余っていた古古米をエチオピア
に送ろうとした。ところが、これに異議を唱えた国がある。米国だ。
米国は、その当時食管制度により逆ざやで買い付ける日本米は補助金付きの米である
から、援助といえど日本から一粒たりとも出すのはまかりならん、という主張だった。
困った日本政府は国際市場から米を買い付け、緊急援助としてエチオピアに送った。
この買い付けた先が先に挙げた4大商社だ。
ここまで書いても判ってもらえないのなら、少し無知過ぎると指摘させてもらうよ。
要するに飢餓という人間生存の根幹に関わる状況に対してすら、利益とする国や企業
が存在するということを知らないのは罪ともいえるぞ。こういう組織を地上から抹殺
しない限り、飢餓はなくならないのだよ。ここに最初に書いたテロが無くならない
理由がある。国際通商のルールとやらで人を殺しても良いものならば、別のルール
に基づいて人を殺して、誰が非難できるのか?
この話は核なんかよりはるかに恐ろしい話だが、環境団体も人権団体も声すら上げない
のが現状ではある。奴らの正体ってのはそんなもんだって事だ。
問題はだな、その余ってるはずの穀物の8割以上が、必要な処へかならずしも
供給されるわけじゃないってことだ。それじゃどこへ行くのかってーと
たった4社の民間企業の収益が一番上がる処に行くわけだ。まぁ、言って
しまえば、金の無い奴は飢え死にしろ、って公言してるようなもんだわ。
実際、アルゼンチンじゃブエノスって南米有数の大都会でそういう事例が
起きてるしな。世界でもトップクラスの農業国だよ、アルゼンチンは。
連中は「市場原理」って言ってるが、「人間の命」っていうリミッター
が外れてる「市場原理」ってーのは、こと食料やエネルギーっていう、
人の生存に関わる部分では「悪魔の所業」と同義になる場合があること
を理解してほすい。
【引用ここまで】
Posted by らっっっきー at 21:42│Comments(0)