2008年04月26日
◆飢餓問題17 WFP そして食糧援助ゲーム
飢餓は構造的な問題であって、対症療法では意味がないとも思うが、実際に飢えている人に対して、食糧を届けてあげている人たちがいる。
WFPは、国連の食糧援助機関である。
【引用開始】
http://www.wfp.or.jp/about/association.html
WFP 国連世界食糧計画は国連唯一の食糧援助機関であり、かつ世界最大の人道援助機関です。飢餓と貧困の撲滅を使命として1961年に設立が決定され、1963年から正式に活動を始めました。ローマに本部を置き、世界各地に現地事務所を設けています。およそ1万人の職員のうち9割以上は実際に援助が行われている現場での活動に従事しています。2006年、WFPは78ヵ国において8,800万人に400万トンの食糧支援を実施。その総支出は29億米ドルに上ります。
WFPの活動資金は、各国政府からの任意拠出金と民間企業や団体、個人からの募金でまかなわれています。WFPは国連主要機関の中で支出ベースで最大ですが、最も少人数の本部職員と最低の間接費で活動しており、経費は平均すると予算全体のわずか7%を占めるにすぎません。
【引用ここまで】
また日本もWFPには、けっこう拠出している。最近は減ってるけど。
【引用開始】
日本政府からのWFPへの拠出額
2002年 : 約9,290万米ドル
2003年 : 約1億3,000米ドル
2004年 : 約1億3,573万米ドル
2005年 : 約1億6,053万米ドル (2005年12月31日現在)
2006年 : 約7,119万米ドル
【引用ここまで】
しかし、援助というのもねー。。。援助をする金は、結局「穀物メジャー」に流れる。結局、穀物メジャーが持ってる「食糧を配る権利」というのを、金を出して買っているにすぎない。結局、援助で一番トクをするのは、穀物メジャーということになる。また現地で飢えや貧困の原因となっている現地政府を延命させる結果にもなりかねない。
また援助漬けになってしまえば、現地が自給自足をすることはない。
やはり「飢え」を防ぐには、「各地域の自給自足」が一番の解決策なのである。
とはいえ、現実にもっとも窮乏している人たちに対する、食糧援助というのは、大事なものであるのも確かなのだ。
またWFP世界の学校給食キャンペーンってのは、すばらしいと思う。2006年には、71カ国で実施されているらしい。学校教育は、国の開発の中でもっとも重要であるし、貧困撲滅のためになくてはならないものだ。女の子に対する教育の普及にも役立つ。
【引用開始】
http://www.wfp.or.jp/activities/sfp2007.pdf
学校給食の役割 :
・就学率と出席率が著しく向上します。
・空腹が満たされれば、児童は学習に専念できるようになります。
・子どもたちは少なくとも1日に1回は栄養価の高い食事をとることができます。
・家にいることが当然とされていた女子にも学習の機会が与えられます。
・親も子どもたちを働かせるより通学させることを選ぶようになります。
【引用ここまで】
と、なかなか色々と考えさせられるものも多いが、ナナナナント食べ物を世界に届けるというゲームがある。
作ったのは、ナナナナントKONAMIだ!!
暇な人も、WFPの活動を知りたい人も、ぜひぜひやってみてくだされ!!!
http://www.foodforce.konami.jp/download.html
Posted by らっっっきー at 12:46│Comments(0)