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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2005年08月27日

Cool Biz

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 クールビズが今夏から、一斉に導入されているようである。小泉首相が率先して取り入れた事で、省庁においても、民間においても大規模に広まっている。
 感想としては、はっきり言って全く驚きである。今までの固定概念を覆すような、このような運動がこれほど短時間に大規模に導入される事に、出くわすとはすごいと思う。しかも年上の世代は長い習慣をそれほど簡単に変えないだろうという思い込みがあっただけに、驚きである。ニュースでの国会中継で、ネクタイをしていない人間が国会にいるのは、かなりの違和感がある。学生から社会人になる段階において私はネクタイに抵抗感があったが、今ではネクタイはファッションに無くてはならないものという気がしている。フォーマルな装いの価値を知ったのである。人の価値観は簡単に変わるのかもしれない。要は今まで無かったものが、ある時に違和感を覚え、その逆もしかりであったから。ネクタイを締め、スーツを着れば、どのような人であっても、一種の社会的ステータスを得る事ができると思う。それが無くなってしまうと、フォーマルさという防具の無くなった生身の人が大量に出現する事になるが、そこに問題は無いのだろうか。
 さて、そもそもクールビズとは、オフィスの冷房緩和が目的であり、京都議定書において、1990年当時より、20??年までに日本はx%の二酸化炭素削減が義務付けられているにも、関わらず当時よりy%も増えてしまっており、排出取引などの手段を用いるにも限界があり、CO2を減らす努力を少しでもしない事には国際的な非難を浴びかねない為、実施した具体的対策の一つである。アメリカは世界の半分近くのCO2を排出しているが、京都議定書の批准をしていない。温暖化の問題は、その急激さである。異常気象、海面上昇などの問題、農業や自然に及ぼす影響も深刻であろう。
 もはやそれは具体的な脅威であり、世界的な取り組みが必須なのであるが、環境問題が難しいのは、人々の行動原理と、対策の不一致が根本にある事である。クールビズはファッションや流行といった側面も強い。さらなる具体的なCO2削減策は、さらにドラスティックなものにならざるを得ないであろう。  

Posted by らっっっきー at 13:47Comments(0)流行