2008年04月08日
◆飢餓問題8 赤い盾とカーギル
この問題を考えていくと、非常に難しい・・というか、あまりにも問題が大きすぎて、俺ごときの手に負えるものでもないし、毎日ちょっとしか書けないブログでカバーできるようなものでもない。そして、さらに本屋に行っても、全然皆の関心のあることでもないみたいだ。たまにマイケル・ジャクソンとかが、We are the worldでも歌って、みんなが募金をするとか、そんなところであろう。あるいは、中田とかが、ホワイトバンドでも宣伝して、みんなが関心を持って、そしてブームが過ぎ去って忘れるとか、そんな感じであろう。
そして、いろいろな詐欺的な募金とかを見て、もうどうでもいいや、関係ないし、とか思うのが大半ではないだろうか。
今日も、南北問題というものは、戦後の世界の経済構造から勉強しなければならないし、一次産品の値段が下がって、国が借金漬けになって、農民も貧乏になって・・・と分かっても、じゃあどうしたら良いのか?? なんてことは全然わからない。
過剰生産が問題なのか、経済構造が農業中心となるのは、成長の一段階なのか、ドルのペッグ制が崩れたのが問題なのか・・・。そこにどんな勢力が、どんな思惑で、何をして、どうなったのか。現象面は見えても、誰の思惑で・・となるとぜんぜん分からん。
そして、解決策なんて、ぜんぜん分からないのだ!!
まあいいや。一人の誰かが調べることに価値があるのだ。
ところで、全国8000万人の広瀬隆ファンの人は、ご存知だと思うが、「赤い盾」に、カーギルについて触れている部分がある。
【引用開始】
1681ページより・・・
スイス最後の問題は、"スイス銀行の秘密口座の大系図"に、世界最大の穀物商社カーギルの一族が本書で始めて登場する驚きであろう。五大穀物商社のうち、アンドレがスイス出身で銀行を経営し、コンティネンタル、ブンゲ、ルイ・ドレフュスのユダヤ系がみなロスチャイルド家の所有物であった。残る最大のカーギルについて謎を残したが、スイスの個人銀行ピクテ一家と閨閥をつくっていたのだ。この結びつきは、第一に、国際的穀物貿易の金融面でトンネル会社を必要とするところに起因していた。
カーギルがまず子会社トレーダックス社を脱税王国カリブ海域のパナマに設立し、その孫会社トリーダックス輸出会社の株50パーセントをクレディ・スイスに売却したのが、1976年であった。カーギルもまた、アメリカの穀物商社でありながら、本拠地をパリに置き、スイスと連動して活動してきたのだ。
【引用終わり】
うーむ、直接的にロスチャイルドと近い関係にあるわけではないのだな。。それにしても、他の穀物商社がユダヤ系というのも驚きだ。そして買収されて、カーギルに食い込んだということは、どういうことかというと、カーギルもロスチャイルドに赤く染まったということなのだ。
はぁぁ。なんかオススメの本あったら、誰か教えてくだされ。
Posted by らっっっきー at 00:15│Comments(0)