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2007年03月25日

フィギュアスケート世界選手権 感想





 いやーーーー。というわけで、フィギュアスケートの世界選手権を見終わったわけだ。
 安藤ミキティ優勝でんがな。ここはひとまずおめでとうと言っておこう。

 
 いやいやいやいやいや。しかしながら、うーーーーーーむ。微妙であった。さて、ぶっちゃけよう。
 日本中が涙した瞬間というのは、決して安藤が優勝した瞬間では無かったと思う。なんと言っても浅田真央ちゃんが、逆転の奇跡的な点数を叩き出して、ジャンプが決まりまくり、張り詰めた空気が、ようやく歓喜の瞬間へと盛り上がってゆき、ガッツポーズと笑顔が見えて、そして素晴らしい演技を終えてフィニッシュをした瞬間であっただろう。
 普段見せたことの無いような、涙が流れ、昨日あれだけ皆が心配したのを見事なまでに、跳ね返して奇跡的な逆転のパフォーマンスをあどけない顔で、重い重いプレッシャーを背負って、演じきったのだ。浅田真央は、人間であって、誰だってミスはするのだ。それなのにも関わらず、絶対に勝たなければいけない。結果を残さなければいけない。それも誰もやった事のないような難しい内容を成功させなければならないのだ。それも16歳である。どんな気持ちだっただろう。それを自分の力で、見事なまでに、実現させたのだ。
 涙声で、「うれしかったです。」と話すその言葉は、きっと浅田真央ちゃんを応援して、心配して、それでも信じていた多くの人が、同じような思いだったのではないだろうか。
 俺は昨日のブログに書いたように、まだまだまだまだ逆転は可能だし、これからだ!!! と言ったが、それが正に現実になったのだ。
 勝負の世界というものは、八百長がまかり通る世界ではないし、観客の望んだ通りになるわけではないのだ。どれだけ勝って欲しいと思ったところで、ワールドカップで日本サッカーは惨敗するし、勝てない時は勝てないのだ。そんなものなのだ。勝つ事を絶対信じて、応援しようなんて、大日本帝国の臣民じゃあるまいし、そんなことする必要はない。仕方ないではないか。それが勝負というものだ。
 そしてだからこそ、勝つというのは、とても貴重な事であるし、応援してる人は心から嬉しいと感じるのだろう。
 そうであるにも関わらず、電通及びスポンサーは、勝つ事を強要する。それは暗黙のプレッシャーでもあるし、明らかなプレッシャーでもある。億単位の金が動く、おっさんどもの、利権となるのだ。インタビューで、わざわざ目標を言わせて、優勝という言葉をテレビで何度も放送して演出する。それが選手に取って悪影響にならないのだろうか????

 さて、浅田真央ちゃんの素晴らしい逆転の演技により、会場はスタンディング・オベーションであった。
 そのまま終わって欲しいというのが、本音であった。

 そして、安藤ミキティが、全くミスの無いすさまじいほどの演技をみせた。これはこれはまさかまさかと思っていたら、そのまま安藤が優勝してしまった。

 安藤からは、スポンサーも皆降りてしまっている!!
 そして浅田真央ちゃんには、ご存知の通り、ネスレをはじめとして、そうそうたる企業がスポンサーについている。そして、結果として、安藤が優勝したというのは、全く皮肉な結果なのではなかろうか。
 それこそが、勝負の世界であり、俺の願った筋書きには、ならない。そういうものなのだ。だけど、まあ良かったんじゃないの??

 さてキム・ヨナは、今日は二回のジャンプミスがあり、思ったほど点数が伸びなかった。やはりショート・プログラムをそのままキープして、優勝するのは、難しいのであるな。でも三位である。表彰式の映像で、キム・ヨナをもっとちゃんと映せば良いのに、ぜんぜん映ってなかった。ツルッとした顔だけど、化粧映えするし、妖艶で、クールで、本当に魅力的な選手である。腰の怪我を治して、来年も、更に成長したパフォーマンスを見てみたい。

 日韓の二人の16歳を従えて、安藤ミキティが、優勝をかっさらってしまった。だけど、まあ良いではないか。二人の16歳の時代はまだまだこれからだ!!! まだまだ二人の16歳は甘い部分があったのだ。最初の天下一武道会で優勝できなかった孫悟空みたいなものだ。ミキティが武天老師とまでは言わないが、ミキティには完敗だった!! すがすがしいほどの結果である。

 それでもこれからが本当に楽しみである。ちょっと前まで、ノービスの選手だった二人が、世界選手権で表彰台に乗っている。これからも冬が来るのが楽しみだ。

 と、ここまで書いて、中野友加里選手のことを書き忘れていた。今日も本当に素晴らしい演技であった。みんな忘れてるのかもしれないけれど、ナナナナナナント今年も五位だよ!! 五位!! 二年連続で!!! そう!! 明日のエキシビションで滑る事ができるのだ。二年連続で。ゆかりんファンとして、こんなに嬉しい事はない。今日は三回転半トリプルアクセルにも果敢に挑んだ。大舞台で挑戦して、きっと満足だったであろう。ファンとしてもやってくれて嬉しかった。
 
 選手のどんなインタビューもそんなに意味は無い。その選手の表現したい事は全て氷上の滑りに現れるのだ。今年も本当に見ていて楽しかった。明日のエキシビションも楽しみだ!!



ちなみに浅田真央の今日のフリーの解説
【引用開始】http://sportsnavi.yahoo.co.jp/other/skate/figure/wc/2007/topics/asada/program_fs.html
予定プログラム→実施プログラム 
解説 基礎点 演技の質 要素点
◆3アクセル →3アクセル
素晴らしい。難しいステップからよく決めた 7.50 -1.00 6.50
◆2アクセル+3トゥループ →2アクセル+2トゥループ
2つ目のジャンプが回転不足になってしまった 4.60 -1.20 3.40
◆3フリップ+3ループ →3フリップ+3ループ
SPでミスした連続ジャンプだが、タイミングも抜群 10.50 0.43 10.93
◆ストレートラインステップ →ストレートラインステップ
プログラムを変更した部分。曲のリズムと観客の手拍子に乗り、躍動感があった 3.10 0.64 3.74
◆足換えコンビネーションスピン →足換えコンビネーションスピン
どのポジションでも回転軸がぶれなかった 3.50 0.50 4.00
◆2アクセル →2アクセル
少し着氷が詰まったが、問題なし 3.63 1.57 5.20
◆3ルッツ →3ルッツ
後半に入っても安定して完ぺき 6.60 0.00 6.60
◆スパイラルシークエンス→ スパイラルシークエンス
少し余裕が感じられるほど笑顔が印象的。スピードはまあまあだが、ポジションが美しい 3.10 0.50 3.60
◆3フリップ →3フリップ
軽々とこなして、文句なし 6.05 1.29 7.34
◆コンビネーションスピン→ コンビネーションスピン
回転速度はまあまあだが、趣向を凝らした多彩なポーズで魅せた 2.50 0.50 3.00
◆3ルッツ+2ループ+2ループ→ 3ルッツ+2ループ+2ループ
少し慎重になったが、最後のジャンプをきっちり決めた 9.90 0.14 10.04
◆レイバックスピン →レイバックスピン
少し速度が落ちてしまったが、ポジションは良かった 1.50 0.50 2.00
◆フライングシットスピン →フライングシットスピン
工夫されたポーズを数種類こなし、最高難度のレベル4の評価を受けた 3.00 0.29 3.29
【引用終わり】  

Posted by らっっっきー at 00:39Comments(1)