2007年03月14日
パスカル・ピノン(頭が2つある男)
![](http://img01.sapolog.com/usr/luckychannel/Pasqual_Pinon.jpg)
![](http://img01.sapolog.com/usr/luckychannel/pasqual_pinon2.jpg)
![](http://img01.sapolog.com/usr/luckychannel/mexican.jpg)
奇形全書という本がある。(図説 奇形全書 (単行本) マルタン モネスティエ (著), Martin Monestier (原著), 吉田 春美 (翻訳), 花輪 照子 (翻訳) )
ここで最もインパクトがある写真は、パスカル・ピノンという男であった。
顔の上に顔がついているのだ。そこでさっそく調べてみた。
【引用開始】
http://www5.plala.or.jp/OBA9ANI/sideshow/classic/face/pinon/index.html
海外の見世物雑誌に「ショックドアンドアメーズド」というのがあり、その第6号にパスカル・ピノンの記事が載っていました。
(前略)
それではここでパスカル・ピノンを紹介しよう。彼はメキシコからやってきた双頭の男という触れ込みであった。当時の彼は大した人気で、あまたいるスターの中で、ピノンは世紀のトップ奇形の座を守り続けていた。少なくとも写真のレベルでは。彼の写真は読者諸氏の挙げる奇形に関する本の、ほとんど全てにうやうやしく飾られていることだろう。その顔に湛えられた表情は……はっきり言ってどんな表情であったかというと?退屈?当惑?笑いをこらえている表情だったかもしれない。とにかく、その顔は巷に蔓延る多くの奇形の写真とは違っている。先に結論から言ってしまうと、ピノンは少なくとも部分的には偽物だったのだ。
(中略)
以下はベテラン芸人のデイビット・レノが語ったピノンの素顔である。
(中略)
「わしが世話になったセルスーフロートサーカスは、団長はパルマー博士と言って、双頭の男パスカル・ピノンという男を雇っておった。パスカルはスペイン語しか話せなくての、わしがスペイン語を話せたもんじゃから、それがきっかけで話をするようになったんじゃ。パスカルは、そりゃあもうすごいあごひげでの、確かに頭が二つあるように見えたもんじゃよ。本物の頭の上にもう一つのう。上の顔は下の顔にそっくりでの、でも目はいつもつむったままじゃった。その翌日、わしはまだセルスにおったんじゃが、パスカルに会ったらなんと、上の顔がなかったんじゃ。本物の頭の上には柔らかい大きなコブがあるばかりじゃった。パスカルは見せ物に出るようになって、蝋で本物の顔の複製をとって、コブにかぶせておったんじゃ。それから何年もたって、パスカルは病気にかかっての、団長はパスカルを治療にためにメキシコの病院にやったんじゃ。やはりコブが体に良くなかったらしくての。メキシコの医者は団長に、パスカルを元気にするには750ドル必要だと言いおっての。それでも団長は代金を払って、パスカルは元気になって戻ってきたんじゃが、なんと頭のコブがなくなっておったんじゃよ。それで団長の双頭の男は過去の物になってしまったというわけじゃ。」レノは人形遣いで、でたらめを吹く占い師ではない。
(Shocked and Amazed - On and Off the Midway Vol.6 より 翻訳レイモンド氏)
【引用終わり】
なーーーーんだ。ニセモノだったのかぁぁぁ。とは言いつつも、やはり興味がある。
どうやら頭のコブは良性腫瘍であったらしい。
だが、実際に結合双生児は存在する。
結合双生児の症状は、もともと一卵性双生児として誕生した胎児が、母親の子宮内において片方の成長が停止してしまうことを原因としている。そして成長を止めた片方の双生児は、もう片方に寄生する形で誕生し、多くの場合において必須器官を欠いた状態で誕生するのである。
http://anima.x51.org/x/parasitictwins/pasqual_pinon.php
のリンク先にエジプトで、その実際の患者を治療するドキュメンタリーの映像がある。かなりショッキングな映像・画像なので、あまりオススメはできません。。。
脳の血管の3DのCG画像もある。不完全な体の方に意思はないのだろうか・・・。この子供は手術後、13ヶ月延命したという。しかし、どうにも哀れであるな。。。
Posted by らっっっきー at
17:16
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