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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2007年04月13日

イルカを食べる日本人?



 きっこの日記を読んでて、たまにすげーーーー。さすがきっこ姉さん!!と思うときがある。パチンコの話題とかになると、ものすごい勢いでスクロールしてしまうが、今日の話は面白かった。ってゆーか、俺は偽善が大嫌いなんだよね。だから、世の中の偽善をスパァッ! と切るような記事を読むと心からその通りだ!と思って拍手喝さいを送りたくなってしまう。


【引用開始】
4月1日付の「ニューヨークタイムズ」では、「Japan’s Whaling Obsession(日本の捕鯨の強迫観念)」ってタイトルの社説で、ニポンの捕鯨問題について、とても厳しい見解を示してる。捕鯨に関する問題は、文化の違いもあるワケで、欧米の価値観や考え方を一方的に押しつけられても、ニポン人としては「欧米かっ!」としか言えない部分がある。それなのに、その社説では、「世界中のほとんどの国がクジラ絶滅の危機を認識して保護の姿勢をとっているのに、日本だけは平然と開き直り、『捕鯨は日本の伝統であり調査捕鯨は必要だ』と言い、かけがえのない哺乳類であるクジラの虐殺をやめようとしない」って、酷い書き方をしてる。

この社説の中には、他にも、「捕鯨をしているのは世界中で2~3の国だが、特に酷いのが日本である」とか、「世界中の科学者が、日本は嘘をついていると言っている」なんて言葉も出て来る。これらを見ると、ヤタラと気になるのが、「世界中で日本だけが」っていう表現が多様されてる点だ。これは、ただ単に、ニポンの捕鯨問題のみに対しての言及というよりも、他のことも含めての、ニポンに対する強烈なバッシングであり、ニポンを孤立化させようとする扇動意識を感じた。文中の表現のニュアンスとかが、ニポンに対して「世界の流れに逆行する時代遅れで野蛮な国」ってイメージを広めようとしていると感じた。そして、この「ニューヨークタイムズ」の社説は、動物愛護に対して国民意識が高い国、フランスの「ヘラルド・トリビューン」紙にも配信された。この辺の流れを見ると、明らかに、ニポンに対するバッシングを拡大させようとしてる意図を感じる。

だって、ニポンの捕鯨問題なんて、別に今に始まったワケじゃない。18年も前から言われてることで、それなのに、アベシンゾーの問題を連日さんざん大きく取り上げて叩きまくって来て、そのあとに、こんなタイミングで、こんな社説まで掲載するなんて、なんか、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」みたいなノリを感じた。

もちろん、欧米の反日感情のキッカケを作ったのは、他でもない、無知なアベシンゾーの大バカ発言が原因だけど、だからって、ぜんぜん関係無いことまで引っぱり出して来て、「世界中で日本だけが悪いことをしてる」って連呼するのは、なんだかなぁ~って感じがする。国民の命と引き換えにしてまで、お前んとこの狂牛肉を買ってやってんのに‥‥って思っちゃう。

つーか、年間に3500万頭もの牛を殺して食べてるアメリカが、ベトナムに枯葉剤を撒いたアメリカが、ニポンに原爆を落としたアメリカが、イラクで一般市民や子供たちを殺し続けてるアメリカが、人殺しのための武器を世界中に売りつけて大儲けしてるアメリカが、年間400頭程度の調査捕鯨をしてるニポンに対して、何で文句が言えるの? 牛はおろか、人間の命よりも、クジラのほうが大切だって言うの? ニポンの調査捕鯨に対して文句を言いたいんなら、まずは、お前らが牛肉を食べるのをやめろよ。戦争するのをやめろよ。そして、殺人兵器を作って世界中に売りつけるのをやめろよ。それから文句を言えよ。一方じゃ人殺しのための武器産業で大儲けしてるクセに、一方じゃクジラの保護を訴えて世論を煽るなんて、偽善どころの騒ぎじゃないよ、まったく。
【引用終わり】


 さて、しかしながら、この日の日記の最初では、日本のイルカ漁を批判しているコピペの批判をきっこがしているのだが、そのイルカ漁のコピペはあながち嘘でもなくて、本当だったということが、二日後の日記に載っている。
 俺も知らんかった・・・。

 そうなってくると、うーーーーむ。よくわからねー。俺もイルカの肉なんて食ったことないよ。
 韓国人が犬を食ってるのには、眉をひそめてしまう俺なのだが、確かにイルカを食うのは、どうも微妙だなと思ってしまう。犬好きな人が犬を食うなと言いたくなるように、猫好きな人が猫を食うなと言いたくなったりするのと同じように、イルカ好きで、クジラ好きな人は、イルカもクジラも食わないでくれーと言いたくなってしまうのではなかろうか。じゃあ牛はどうなんだ。闘牛はどうなんだ。マクドナルドはどうなんだ。豚はどうなんだ。タコの形をしたウインナーはどうなんだろうか。

 そうなってくると、互いに自分の国の食文化は無視して、外国の食文化に口を出して、野蛮だの止めろだのと言うエゴイスティックな人たちだらけじゃないか。自分目線でしか、見てない人たちじゃないか。

 こういう問題は、感情が絡んできて、どうしようもなくなりそうである。最初に書こうとした趣旨から、だいぶ急カーブを曲がってきた。

 イルカは俺も好きな動物なのである。ジム・ジャームッシュが出るドキュメンタリーをビデオレンタルしたことがある。グラスホッパーとかいうビデオだったけな。
 そこで、ジャームッシュは語るのだ。海でイルカと一緒に泳ぐ人がいて、いつも仲良く遊んでいたのに、なぜかその日はイルカが、その人の胸を執拗に突付いていたらしい。そして、後日その人が病院に行ったら、胸に腫瘍が見つかったという話。ホントかウソか知らんけど。
 イルカとかクジラが神聖な動物だと思う人たちが、西洋人の中に多いんだな。それが良いことか悪いことかは置いといて。
 問題はそれを政治的な駆け引きに利用しようとする人がいることだ。

 まあ、アメリカの新聞には、やっぱり言われたくないよなーと思うのだ。  

Posted by らっっっきー at 01:13Comments(0)