さぽろぐ

新聞・ニュース  |札幌市北区

ログインヘルプ


2007年04月22日

◆カナダと言えばウラン 赤い盾(P1308~1373)

◆カナダと言えばウラン 赤い盾(P1308~1373)


 広瀬隆氏の「赤い盾」を読んだ。感想としては、あまりにも自分が知らない事が多かったという驚きもあるし、よくここまで調べられたと感心した。
 うめさん、このブログ読んでくれて、コメントを頂きありがとうございます。
 さて、「赤い盾」を要約しようと思ったのだが、日本人が知らない恐るべき真実http://d.hatena.ne.jp/rainbowring-abe/で、なんともタイムリーな事に、赤い盾の要約シリーズが始まっているんですね。
 なんで、自分が出来る要約の方法があるかもしれないけど、かなりやっている事が被ってしまうなという気がする。それに著作権の問題もあるし、あまり引用しすぎるのもどうなのかと思う。どうせならもっと多くの人にこの本を読んで欲しいと思う。自分がヘタな要約をして、それがその本の全てだと思われると、広瀬隆氏の仕事に対して失礼になってしまう。
 でも、あまりにも情報量が多いと、消化する事が大変であるし、一つ一つの話を詳しく知るよりは、横断的に話をまとめた方が、時間的にも記憶の整理という点からも、良いかもしれない。

 ということで、とりあえず四冊目から要約を始めてみようと思う。
 自分なりの要約ができれば、それで良いし、上のサイトの人は最後までやると思うけど、自分が最後まで要約する根気があるかどうかは分からないし、とりあえずは、要約の内容が被る事はない。自分なりにうまくできれば、更に三冊目⇒二冊目⇒一冊目とやっていこうと思う。でも時間の制約もあるし、まあ予定は未定という事にしておこう。

 さて、以下は、「赤い盾」第四巻の第四章 最後の隠れ家の要約である。要約の方法であるが、この本を元にして、データは新しいものをなるべく使うようにしたい。


広瀬隆 『赤い盾 ロスチャイルドの謎』P1308~1373要約プラス自分の付け足し
 1カナダの夕陽

・日本のウランの輸入元
⇒1999年3月末現在で調達先内訳は
カナダ :28% オーストラリア :17% イギリス :15% アメリカ合衆国 :9% ニジェール :9% 南アフリカ :7% フランス :6% 中国 :1% その他 :8%
http://www.enecho.meti.go.jp/e-ene/faq/010000/011000/011002/index.html

・サスカチュワン州の最北部のウラニウム・シティー ⇒ ウラン、ガンマ線、ラドンガス、砒素などにより、カナダ・インディアンに大被害。

・1945年イギリス原子力諮問委員会 ⇒ 原子力委員会 ⇒ 1954年イギリス原子力公社
作ったのはジョン・アンダーソン ⇒インドのベンガル総督、ヤルタ会談、大蔵大臣、コヴェントガーデン・ロイヤル・オペラハウス会長
1956年 イギリスで初の商業用原子力発電所。
その後、ジョン・アンダーソンは⇒カナダの鉄道、老舗の巨大貿易会社ハドソン・ベイ重役に。

コヴェントガーデン・ロイヤル・オペラハウス財団には、モルガン・グレンフェル、モカッタ・ゴールドシュミット、ラザール・ブラザーズ、ソロモン・ブラザーズ、ギネス、ベアリング・ブラザーズ、ゴールドマン・サックス、オッペンハイマー商会、リオ・チント・ジンク, L.F.ロスチャイルド商会、ヒル・サミュエル、ハンブローズ銀行、サミュエル・モンタギューなど、ロスチャイルド系企業がずらりと並ぶ。

・カナダの侵略の概要⇒ 10世紀のバイキング ⇒ 17世紀フランス人の侵略  

◆スミス一族
・高級毛皮によって成功した人物⇒(ジョン・ジェイコブ・アスター)、ドナルド・スミス(ハドソン・ベイ大株主)、
ジョージ・スティーヴン(ドナルド・スミスの従兄弟)⇒カナダの織物業で成功、後にモントリオール銀行頭取 ⇒スミス一族は独占勢力に。

ロスチャイルド系ベアリング・ブラザーズなどがモントリオール銀行に出資。

ハドソン・ベイ総裁は、ロスチャイルド系のラザール・ブラザース会長

◆ブロンフマン一族
ウィニペッグという場所⇒ロシアから差別を逃れたエキセル・ブロンフマンというユダヤ人⇒酒の密売、ホテル買収 (後ろ盾はロシアのロスチャイルドのグンツブルク家) ⇒やがてブロンフマン一族は新大陸のロスチャイルド⇒南アの核兵器、カナダのウラン産業⇒アメリカの死の商人デュポンの最大株主
チャールズはモントリオール銀行の重役
ピーターは天然資源会社ブラスキャンの会長
イサク・ブロンフマンはイスラエル建国の中心人物
サミュエルは世界ユダヤ人会議の副会長

◆ロスチャイルドによるカナダのウラン開発
アンソニー・ロスチャイルドは、日本の三分の一の面積の開発権をカナダのニューファンドランドに買い取る。
1951年 イギリス、ロスチャイルド系のチャーチル首相 (←17世紀にカナダ開発した貿易会社ハドソンベイ総裁ジョン・チャーチルの直系子孫)がもちかけ、アンソニー・ロスチャイルドが総指揮をして、29社が参加する「ブリンコ社」結成。中心企業は南アに進出するロスチャイルド系のリオ・チント・ジンク、南アのアングロアメリカン。
中心人物は、ロスチャイルド家のイヴリン、エドマンド、レオポルド、ヴィクター、ベルトラン・ゴールドシュミットなど。
⇒多くのウラン鉱山を開発。リオ・チントの子会社「リオ・アルゴム」設立(1960)。

他のリオ・アルゴムの参加企業
・イングリッシュ・エレクトリック社⇒その重役⇒南アの金塊業者ロバート・インスキップ⇒その一族のカヴェンディッシュ・ボイルはイギリス領ギアナに君臨⇒その後ニューファンドランド総督⇒ニューファンドランドはアンソニー・ロスチャイルドが買い取った。
(ちなみにオランダ領ギアナのアールナウト・ファン・ヘームストラ⇒孫娘はオードリー・ヘプバーン)
  ★カヴェンディッシュ・ボイルの妻はアヘン王サッスーン家⇒サッスーン家とロスチャイルド家は親戚関係
・ミノルコ・カナダ、ハドソン・ベイ鉱業、コンソリーデーテッド鉱業、インコ、アルキャン・アルミニウム、プラスキャン、デニソン・マインズ、ファルコンブリッジ、エルドラドもロスチャイルド系企業

◆カナダ企業はロスチャイルド系ばかり
カナダ最大の不動産会社「オリンピア&ヨーク」、「カナダ・ロイヤル銀行」、「サン生命保険」、「カナダ・パワー・コープ」など。
重役がロスチャイルド系、ロスチャイルド系企業が大株主など。

◆カナダ総督
⇒石油・ウラン・穀物・鉄道など、全ての産業は土地の所有から始まるので、総督が産業の支配者だった。
カナダの総督を家系図にしてみると、皆親戚同士である。
(※これは複雑過ぎるので、文章にするのは、難しい。ぜひ本を買って確かめた方がよろしいかと思われ・・・・)

・この家系図の主な人物
スミス家⇒ハドソン・ベイ総裁、モントリオール銀行頭取
グレイ家⇒紅茶のアール・グレイ、カナダ総督アルバート・グレイ
ダン家⇒モントリオール証券取引所幹部。孫がロスチャイルドと結婚
アメリカの鉱山王グッゲンハイム一族
グンツブルク家⇒世界最大のアルミ・メーカーアルミニウム
ブロンフマン家⇒世界ユダヤ人会議会長 デュポン最大株主、モントリオール銀行重役

◆結局、カナダのウラン帝国は・・・
結局ロスチャイルド家が、カナダのウランを支配していて、その収益は親会社のイギリス・フランスのロスチャイルド銀行に流れ込んでいるというわけだ。




◆◆オーストラリア◆◆
 オーストラリア最大企業ブロークンヒル⇒その株を30%所有するホームズアコート
 オーストラリアはロスチャイルド系鉱山会社リオ・チント・ジンクの傘下にあるようなもの。⇒リオ・チント・ジンクの子会社「メアリー・キャサリーン」とオーストラリア原子力委員会との深い関係
 ※結局、ウランシンジケートを支配しているのは、リオ・チント・ジンクであるから、その支配から逃れて独立に原子力産業に従事する企業は、利益の薄いものになってしまう為、存在しない。

・親会社→子会社の順に並べるとこうなる。
ロスチャイルド銀行

リオ・チント・ジンク
↓ 
オーストラリア・チント・ホールディングス

CRA

オーストラリア鉱業、メアリー・キャサリーン・ウラン鉱山 ←オーストラリア原子力委員会
   


◆◆◆イギリス◆◆◆
英の原子力メーカー
・バブコック
アメリカのモルガン系の原子炉製造会社「バブコック&ウィルコックス」→スリーマイル島の事故起こした。
そのイギリスの子会社「バブコック・インターナショナル」の会長ジョン・レナード・キングはイギリス原子力協会会長

・GEC
アメリカのモルガン系のGEの子会社、GEC
GECの会長ピーター・キャリントンはNATOトップ

・ロバート・マッカルピンとフェソーの連合


※バブコックのところをまとめると・・・
ロスチャイルド銀行

モルガン財閥

バブコック&ウィルコックス

バブコック・インターナショナル(英)・・・FKI電機と合併して「FKIバブコック」

EMI-MEC
|
EMI (同グループ)

キャピトルEMI

東芝EMI (椎名林檎が所属している)


・イギリスの兵器会社
ヴィッカース、ブリティッシュ航空機、ブリティッシュ航空、ゼネラル・エレクトリックGE、ゼネラルエレクトリックGEC、マルコーニ、CGE、ロールスロイスなどが繋がっている。(ちなみにロールスロイスは、戦闘機ハリアーのエンジン・メーカーである。)
この兵器会社群に、リオ・チント・ジンクが繋がる。さらにNATOの事務総長なども。
そしてロスチャイルド、モルガン、ラザール・ブラザーズなどの金融系が繋がる。
さらに、ユニリーヴァが繋がる。ユニリーヴァーの会長は、ロールスロイスの会長でもあり、別の会長はブリティッシュ・エアロスペースの会長でもあり、リオチントの重役でもある。



◆◆◆ECは元々産業合同◆◆◆
EEC・・・欧州経済共同体
ECSC・・・欧州石炭鉄鋼共同体
ユーラトム EURATOM・・・欧州原子力共同体

ユーラトムにより、ヨーロッパの電力網は繋がり、フランスを中心として、原発が作られた。




◆◆◆欧州の核スキャンダル 廃棄物の処分に困って流しちゃった事件◆◆◆
1987年~1988年 放射性廃棄物の処分に行き詰まった西ドイツが、ベルギー、フランス、スイス、スウェーデン、イタリアと協力して、廃棄物をトラック輸送して、原爆材料をパキスタンやリビアに流しちゃったという事件。

ロスチャイルドのベルトラン・ゴールドシュミットと共にIAEA(国際原子力機関)に君臨したルドルフ・ロメッチが運搬責任者。

◇搬送元・・・西ドイツのハーナウのヌーケム社
(ロスチャイルドのリオ・チント・ジンクと西ドイツのデグサの合弁会社←デグサはアマックス会長グースランドが重役←アマックスの社長カール・レーブの孫娘は、世界ユダヤ人会議の会長ロスチャイルド系のエドガー・ブロンフマンと結婚)

◇搬送先・・・ベルギーのモルの原子力研究センター。
ベルゴヌクレエール社が関与→支配者はロスチャイルド家直系のジェラール・ウォルムス

つまりこのスキャンダルの主役はロスチャイルド財閥。
廃棄物処分法が確立されたというのは、ウソであった。

(イタリア編へ続く)

あなたにおススメの記事

同じカテゴリー(赤い盾)の記事画像
◆ペンから剣まで一切を 赤い盾(P1685~1698)
◆スイス チューリッヒの幽霊 赤い盾(P1671~1684)
◆スイスと言えば金隠し 赤い盾(P1625~1670)
◆ドイツと言えば良きドイツ人 赤い盾(P1587~1624)
◆サダム・フセインの正体は? 赤い盾(P1545~1587)
◆ドイツと言えばドイツ銀行 赤い盾(P1504~1545)
同じカテゴリー(赤い盾)の記事
 ◆ペンから剣まで一切を 赤い盾(P1685~1698) (2007-05-09 00:31)
 ◆スイス チューリッヒの幽霊 赤い盾(P1671~1684) (2007-05-06 03:21)
 ◆スイスと言えば金隠し 赤い盾(P1625~1670) (2007-05-04 19:37)
 ◆ドイツと言えば良きドイツ人 赤い盾(P1587~1624) (2007-05-04 00:35)
 ◆サダム・フセインの正体は? 赤い盾(P1545~1587) (2007-05-03 16:13)
 ◆ドイツと言えばドイツ銀行 赤い盾(P1504~1545) (2007-05-03 11:24)
Posted by らっっっきー at 15:57│Comments(0)赤い盾
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
◆カナダと言えばウラン 赤い盾(P1308~1373)
    コメント(0)