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2005年08月27日

本日のテーマ 栗焼酎について

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 飲み会などで、アルコールを摂取する機会が多くなってきた。
 酒に含まれるアルコールは、二つの炭素原子に、OH基がついたエタノールの事である。まずグルコースなどの糖を加水分解していくと、グルコースの環状構造から、直鎖構造になり、さらに分解して、エタノールとなる。人は血中のアルコール濃度が高まると、酩酊状態になるが、肝臓において、さらに分解され、アセトアルデヒド、酢酸を経て、二酸化炭素と水に分解される。二日酔いなど、悪酔いする状態というのは、多量のアルコールを分解しきれずに、人体に有害なアセトアルデヒドが血中に残存する事により生じる。 糖を分解する過程で、必ずしもアルコールが生じるわけではないが、酵母などを用いる事で、糖からアルコールを生成する事ができる。よって原理的には、糖を含む農作物は、酒にする事ができる。
 世界には、さまざまな原料から生成された酒が存在する。例えばロシアでは、ジャガイモを原料としたウォッカ、フランスなどではブドウを原料としたワイン、ドイツでは小麦・大麦などからビール、中米においてサトウキビからラム、日本では米から日本酒などのように、世界の土地名産の酒が存在する。
 最近、芋焼酎、麦焼酎などの焼酎が流行しているが、栗焼酎なるものも存在している。栗は裸子植物の種子であり、それ自体で発芽して成長する為、胚の部分には、多量の糖質が含まれており、アルコールへと転換する事が可能である。マイナーではあるが、徐々に人気が出始めており、酒通として知られるI氏の今夏イチオシの酒である。

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Posted by らっっっきー at 12:54│Comments(0)食文化
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