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2007年06月20日

映画「時をかける少女」 2006年

映画「時をかける少女」 2006年


映画「時をかける少女」 2006年  90点

 「ホテル・ルワンダ」を借りようとしたのだが、多分内容は暗いんだろうなと思い、評判が良いと聞いていた「時をかける少女」というアニメーションも一緒に借りた。
 「ホテル・ルワンダ」は、まあ良かったのだが、ひたすら暗くて、共感できるものでもないし、救いようが無かったのだが、この「時をかける少女」は、アニメと思ってなめていたが、とんでもなく面白い映画であった。

 さすが筒井康隆のシナリオは素晴らしかった。タイム・パラドックスはどうなっているのかとか、つっこみ所はいろいろあったのだが、最初の能天気な学園ドラマの雰囲気からは、想像もできないほどの、どきどきはらはらの展開であった。うわぁぁぁぁこうぇぇぇぇぇぇ。という気分にさせられた。主人公は可愛い。
 
 ミーンミーンというセミの鳴き声や、高校の風景など、なんとなく原風景を見ているような気分にさせられる。時間を遡るというのは、「バタフライ・エフェクト」などと似ていて、時空を移動して、事件がどんどん書き換わっていくというのは、かなり恐ろしいものであるのだが、それを能天気に使っているのが逆にすごく怖い。なんでそんなに他人の為に頑張っているのだろうか。と疑問になったり、なんか青臭い恋愛だなあとか、そんな感想もあるのだが。
 まあネタバレになってしまうのだが、渋谷の交差点の場面から最後までは、ちょっと中だるみしてしまう気がした。そして最終的に友情という事ではなく、恋愛的な事になってしまって、「少女漫画か!!」と突っ込みを入れたくなってしまった。

 でもまあ、なかなか良くできたシナリオだし、この完成度は素晴らしい。どこかの二世が作った羊頭狗肉の作品とは、同じアニメでも大違いだ。
 
 そして、本当に驚いたのは、この映画は、筒井康隆の小説『時をかける少女』を元にしているものの、原作の20年後が舞台であり、原作の主人公が、美術館で修復作業を行っている叔母さんであるという事だ。話が繋がっているんですねー。すごいすごい。
 そして主題歌を歌っているのは、奥華子さんというシンガーソングライターである。この人どこかで見た事があるぞと思っていたら、川崎駅前のヨドバシカメラの前で、路上ライブをやっていた女の子だったのだ。けっこううまいなと思ったので、俺は携帯動画を撮っていたのだ。売れて良かった。

 日本のアニメはすごいぞ!! ハンガリー人の友達は、日本のアニメが大好きなのだが、俺は敬遠していた。しかしやっぱり、ジャパニメーションは、相当すごいぞ!!
 しかし、今後見るかもしれないリストは以下。

・パプリカ
・鉄コン筋クリート
・ケモノヅメ

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Posted by らっっっきー at 01:04│Comments(0)
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