2007年03月02日
食糧自給率を上げたいけど・・・
日本人が知らない恐るべき真実というサイトは、すごく目からウロコな情報も載っているが、うーんと思ってしまう事も載っている。
日本が抱える問題として、財政危機という問題もある。
そして、イランとアメリカとの戦争が、周りの国を巻き込んで、エスカレートするのではないだろうかという予測もある。自分の考えでは、そこまで、危機ではないのではなかろうかと思う。アメリカの権力者も、アメリカを操っているイスラエルの権力者も、最終的で、究極的な目標は、自国・自分の経済的発展・維持・拡大である。つまりエゴイストなわけだ。
だとすると、そこまで自滅的な戦争を始めるとも考えづらい。アメリカは脅威を、自作自演でいつも作り出しているが、その脅威は、コントロール可能な脅威でしかないのだ。コントロール不可能な脅威を作り出すインセンティブはないであろう。(希望的観測)
さて、今日は、食糧自給の問題について、サクッと書こうかなと思う。
日本の食料自給率は、低い。しかし、カロリーベースである。金額ベースでいうと、80%ぐらいはある。つまり、安い穀物、大豆、肉類などを輸入に頼ってるんですね。危機が起きたときに、何は無くとも、食べ物さえあれば人は生きていけるものだ。しかし、その命綱をアメリカに頼ってるのではどうしようも無いという意見が、かなり聞こえるのだ。
しかしだ。食糧自給というのは、本当に大変なのであって、それだけのことをする覚悟や、経済的な代償を払う必要もあるのだ。
食糧自給を上げるということに、反対する人も多い。
第二次世界大戦中、日本は高い食料自給率を誇っており、台湾、韓国、満州などを合わせて、領土内で、ほぼ自給できていた。しかし、戦争となり、結果として食糧不足となった。
それを考えれば、平和である事が大事であって、それによって、食料も確保されるという意見がある。食料が足りない時は、他の経済の要素もダメになっている。海上封鎖されて、食料が入ってこない時は、石油も入って来ないのだから、機械化に頼っている日本は、どちらにせよダメになる。
という意見もある。
また、飼料を国内生産するにしても、国土が狭く、農作に適す土地が少ない日本では、コストが高くなってしまう。そして耕作地を増やす事は、環境破壊にも繋がる。金もかかり、非効率的で、環境にも悪い。それなのに、自給を目指しますかという事なのだ。
そして価格競争にも勝てないのだ。どれだけ効率化しても、アメリカなどの広い土地で作られた安い農作物には勝てないのだ。ということは、経済的なインセンティブも低い。
万が一のことを考えれば、確かにできるだけ自給はするべきであるし、ファッキンなグローバル主義者たちに従いたくはないのだが、食料自給をめぐる状況はなかなか難しい今日このごろなのだ。
Posted by らっっっきー at 01:07│Comments(0)