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2007年01月30日

不二家とゴールドマン・サックス

不二家とゴールドマン・サックス



 不二家が袋叩きにあっている。
 昔、家族で出かけた帰りに不二家のレストランに行って、ケーキを買って食べるのが習慣だった。その後、ちょっとグルメ志向になった母によって、別の手作りケーキ屋に、その地位は譲られた。それでも俺は不二家のレストランが好きだった。
 今、不二家のケーキ屋が近くにあり、ものすごく美人な店員が、いつも静かにカウンターに立っている。ごくごくたまにケーキを買って食べていた。今でも不二家は嫌いではない。

 さて、不二家の事件は何が問題なのだろうか。

 確かにズサンな管理体制だったことは間違いない。不二家が全くの被害者であったとは思えない。
 しかし実際に食中毒があったわけでもない。強きを助け、弱きを挫くマスコミの格好のエサになってしまったのだ。 


 さて、それはそれとして、問題はゴールドマン・サックスについてである。 株価の暴落が予想される時は、事前に信用売りして、値下がり後に買い戻せば差額が利益になる。

■2006年12月31日時点 ゴールドマン・サックスは不二家株を672万株(5・32%)保有。

■2007年01月11日 不祥事が発覚し、マスコミが叩き、株価が下がった。

■2007年01月12日 証券金融会社 申し込み停止。

■そして米ゴールドマン、不二家株保有、3.62%に低下。 (ゴールドマンが二十二日に関東財務局に大量保有報告書を提出した。保有目的は「借入株券にかかるトレーディング等」で、機関投資家に不二家株を貸し出す目的で保有しているもよう。日経23日朝刊紙面より)


 マスコミとは何なのだ?? 常に偏向しすぎではないか。誰に操られているのか。。。 なぜそこまでして外資の片棒を担ぐ????


 以下、ゴールドマン・サックスについて詳しく書いてある記事を転載させて頂く。 「ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報」というモノスゴいサイトである。


【引用開始】

http://amesei.exblog.jp/

まず、以下に幾つかの単純な事実を並べる。

a: ゴールドマン・サックス(米)は、ブッシュ政権にヘンリー・ポールソンを財務長官として送り込んでいる。

b: 石油会社BPのCEOのジョン・ブラウン(もっともすぐれた経営者としてFTで表彰されていた)をテキサスの精油所炎上を理由に“首”にしたのは、ゴールドマン・サックス・インターナショナル(英)のピーター・サザランドである。(彼は三極委員会メンバーである)

c: 現在のビルダーバーグ会議の運営委員会を率いているのは、マーティン・J・テイラーというゴールドマン・サックス・インターナショナル(英)の国際業務アドヴァイザーを努める人物である。(英のバークレイズ銀行にいたこともある)

d: 竹中平蔵を叱咤激励して郵政民営化を実現させたのは、現在、ゴールドマン・サックス・インターナショナル(英)の副会長を務める、ロバート・ゼーリックである。彼はダヴォス会議メンバー、ビルダーバーグ会議メンバーでもある。

e: そして、不二家株を借株で借りまくって、売りまくったのも、やっぱりゴールドマンサックス(日・英・米)の三社の面々である。


要するにこれらの事実は何を意味するか。
私は、これらの事実を元に「これらの世界経済の有力者たちが“世界統一政府”を作ろうとしている」とかくだらないことをいうつもりは毛頭無い。彼等に政府が興味の対象になることはない。彼等は多国籍であり、無国籍だからだ。すべては「カネ、カネ、カネ」の世界である。重要なのは「利子」「手数料」だけである。
これらの現在はゴールドマン・サックスを中心にした財界インナー・サークルの面々は、毎年一月末になると、表向きは「地球温暖化」とか「世界経済の不均衡」などを議論するために、スイスの高級リゾートや、欧米の高級ホテルに集合する。今年はゴールドマン・サックス(米)からは、ロイド・ブランクファインCEOが直々に参加している。
このスイスのスキーリゾートで、彼らが何をするかというと、もちろん具体的にビジネスの話をするのである。高尚な国際経済の話やテロリズムの話をするのではない。

(略)

要するに、彼等はこういった世界経済フォーラムでインサイダー情報を入手して、それを共有し合うのである。株主の利益も、労働者も顧みられていない。欧米の役員報酬は法外な額になっている。

(略)

インナー・サークルの間では、インサイダー情報を入手して、それを自社のビジネスに利用しても問題にならないのであろう。これは間接的なインサイダーだが、ここまでは許容範囲内らしい。むろん、自社のビジネスに役立てることは、回り回って、自分の高給という結果につながる。時々、そのまま会社の金で直接的なインサイダー行為を行い、私腹を肥やす輩が出てくる。例えば、カナダの新聞王だったコンラート・ブラックのような人物は、会社の金に手を付けたことで失脚した。こうなるともうさすがに談合組織としても、メンバーから外す他はない。したがって、こういう輩はサークル内から追い出される。ビジネスで情報を利用することは認められているようであるが、直接的インサイダーや、会社経費流用は許されないということらしい。メンバーの入れ替わりが、サークル内部の抗争が原因であるということも多いだろう。


<ゴールドマンとは巨大なヘッジファンド>

最新号の『フォーブズ』(アジア版)の表紙には、現在のゴールドマン・サックスのCEOである。ロイド・ブランクファインというブロンクス出身のユダヤ経営者がにやけ顔で映っている。これがこの号のカバーストーリーであるが、その中にゴールドマン・サックスの性質を一言で言い表した文章があった。
「ゴールドマン・サックスというのは、実際のところ、少しばかりのコンサル業務がくっついた巨大ヘッジファンドである」
この記事によると、現在のゴールドマン社の収益の68%をトレーディング業務(要するに、空売りと一般の株式売買など)で稼ぎ出しているということである。これは非公開会社だった1999年から比べると、43%も増えているということだ。わずか15%が投資銀行業務からの収益である。
ゴールドマンはアドヴァイザー業務をしているが、これはあくまで余技で、本当の収益源は、語弊を恐れずに言えば“バクチ業務”だったということをこの記事は表している。投資銀行は預金口座を持たないのだから、トレーディングで稼ぎ出しているのであろう。
さらに、ゴールドマンは、同じ案件で、「アドヴァイザー、トレーダー、アセット・マネジャー、投資家」の4役をこなすという。こういうのは利益相反にならないのか。グラス・スティーガル法が廃止されたから大丈夫なのか。
さらに、この記事には次のような記述がある。
「投資銀行家としての顔。資金を調達したい企業は、まず、ゴールドマンの玄関にやってくる。これが、企業顧客が初めてゴールドマンと出会う機会となるわけだ。トレーディング部門で稼ぎ出した資金は、そのような企業顧客に貸し出されるための資金だが、これはゴールドマン自身の口座のために用意される資金でもある。資産運用部門は、投資家から集めた資金を、ゴールドマンのアドヴァイザー業務の顧客である企業の取引や株式に投資する。また、新しい顧客は、ゴールドマンが、株式公開業務に携わったり、M&Aのビジネスの際に株式を売り払った企業で、新しく重役会のメンバーになった取締役たちである。一方で、ゴールドマンの花形トレーダーたちは、彼等自身の資金を他の投資行為と一緒に行っている」
この一連の行為を評して、2002年にゴールドマンを退社した元社員のマネージング・ダイレクターのある人物は、「これがゴールマン内部でのレヴァレッジというものさ」と語っている。すべての業務を関連させるのがゴールドマンのやり方だ。
この「フォーブズ」の記事によると、「フォーブズの全米400人の大富豪リストに名前を連ねているうちの43%はゴールドマンの顧客である」という。
まだある。この記事には、「中国においては、国内企業の上場の株式引き受け業務を行うためのライセンスを受けているのは目下のところ、ゴールドマンのみ」とまで書かれている。これが、「チャイニーズ・ポールソン」の実態である。ゴールドマンは、ここ数年の間に、チャイナ・モバイル、ペトロ・チャイナ、バンク・オブ・チャイナの民営化業務を引き受けており、昨年の4月には、中国工商銀行の株式を26億ドルで取得し、6%株主になっている。そして、この銀行の役員会には、元ゴールドマン社の副社長で、現在は北京の清華大学で教授をしている、ジョン・ソーントンという人物が加わった。
このような巨大な「天下り」に比べれば、日本の談合、官僚天下りなど全く問題にならない。そういうことをマスコミは書かない。竹中平蔵が、パソナの特別顧問に就任することを書いたのは「朝日新聞」だけではないのか?
ゴールドマン社の暴走に日本だけでも手段を採らなければならない。例えば、外国系企業の「借株行為の規制」などをしなければならない。しかし、山本金融担当大臣は、ロンドンに行って、向こうの担当者のサスーン財閥の末裔と「東京の国際金融市場化に向けた規制緩和」の話をしてきたということである。このような人物が、坂本龍馬出身の高知県選出ということは、興味深い。龍馬こそ、イギリス勢力にまず「盲を開かれた」人物であるからだ。
因果は巡る。金も世界を駆けめぐると言うことだろうか。
(略)

【引用終わり】


 感想。
 要は、ゴールドマン・サックスという超巨大資本が、日本の不二家をちょっとツマミ食いしたという事なのだろうか。
 ゴールドマン・サックスは、事前に何も知らずに、不二家の株を保有したと思う人が、いるだろうか。。。
 これがインサイダー取引で無かったら、何をインサイダー取引と呼べば良いのか。

 Fuckin' Goldman SUCKS!!! 

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Posted by らっっっきー at 00:38│Comments(0)
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