2007年01月24日
郵政民営化という悪夢
「アメリカの日本改造計画」という本に、「郵政民営化」について、小林興起氏らの詳しく説明があった。
「郵政民営化」とは、頭がクラクラするような最低最悪のサギ事件であった。
自分は、2005年9月の衆議院総選挙の時、はっきり言って日本の政治に興味が無かった。アメリカのポチでしか無い小泉に期待するものは何もなかった。
テレビをつけても、変なおっさん(小泉の事)が、「ゆーせーみんえいかー」とかうるせーし、
「マジんなもんどーでもいい。うるせーボケしね。俺はいそがしーんだ。」
ぐらいにしか思っていなかったが、選挙前には少しは政治を勉強しようと思い、選挙の数日前にネットなどで、郵政民営化とはそもそも何かと言う事を調べた。
すると、思ったとおりに、最低なサギ行為をやろうとしているという事が分かった。
カンタンにまとめると以下の通りである。
郵政民営化とは・・・
①郵政民営化によって、350兆円の郵便貯金などはアメリカに流れる。
②郵政民営化が成功した国は無い。
③小泉・竹中は売国奴である。
こういうことですよねと、ネットに書き込んだら、
「まあいい線いってますね。でも小泉は財務省の手先でもあり、財務省の利益の為にも動いているんだよーん」
ということを教わった。
多少まとめると、以下の通りである。
****まとめ***********************************
(1)財務省による利権略奪
■国民の財産である「郵便貯金」⇒■財務省によって、財政投融資として特殊法人に流す⇒■特殊法人の無駄遣いで消える。
という流れで国民の金がジャブジャブと消えている。よって出口の財政投融資を調節しなければならないのだが、それを誤魔化して、入り口の利権を出口の財務省が奪うということ。
(2)アメリカの要求
郵政民営化は、何よりもまず第一にともかく『アメリカの為』である。
年次改革要望書により、何年も前から、繰返し繰返しアメリカが執拗に要求してきた事が、コイズミとマスコミを使ってついに実現したということ。
郵政民営化について政府の郵政民営化準備室と米国政府・関係者との協議が2004年4月以降、18回行われ、5回は米国の保険業界関係者との間で行われた。
アメリカはどのようにトクをするのか。
★株式会社化によって、郵政銀行、簡保の経営権がアメリカ企業に移る可能性がある。
★350兆円は、米国債、米国株式市場に大量に流れる。(一方で日本国債への流れは激減。)
(3)地方・弱者切り捨て
公的な役割の大きい郵便・簡保システムであるが、経済的弱者に優しい簡保や、地方にも等しくサービスを提供している郵便事業は、儲け主義により変わってしまう可能性がある。弱者と地方は切り捨てられるかもしれない。
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この選挙では、マスコミのバカさ加減にも絶望したが、選挙権を持つ多くの日本人のバカさ加減に、俺はほとほと呆れ果ててしまった。
まあ自分だって、「郵政民営化なんて、んなもんどーでもいい。」と直前まで思っていたB層だったので、まあそこまで他の日本人の事を悪く言えない気もする・・・。でもちゃんと調べたし選挙にも行ったので、とりあえず言いたい事を言っておこうと思う。
ブッシュを選んだアメリカ人は、テレビばかり見ていて洗脳されていて、しかも教育レベルの低い人が多いからだと、アメリカ人をバカにしていた俺であったが、日本人も同じかそれ以上にバカだという事が分かってしまって、かなり虚脱感に襲われたのであった。
考えてみれば日本人は、マスコミに洗脳されすぎなのだ。こないだの戦争(第二次世界大戦)の時もそうだったし、先週の「あるある大事典」の納豆サギも同様である。細木数子のようなインチキババアがデカイ顔してるのも、日本人がその程度の知的レベルしか無いからだ。科学の知識も無いし、政治的なウソも見抜けないのだ。
日本人があまりにもイノセントで騙されやすい上に、マスコミに対してアメリカが巨額の広告費を払って、郵政民営化が良い事だと、メディアで洗脳すれば、信じてしまう人も大勢いるのだ。振り込め詐欺に引っかかる人も大勢いるし、なぜここまで愚かに騙される人が多いのだろうか。インドのデリーでも日本人は騙されまくってるし(俺もだけど)、日本人ってのは本当に優秀なんだか、バカなんだか分からん。
俺は騙されるのが大嫌いである。騙されたと分かった時は、本当にムカつく。
郵政選挙で、自民党に入れた人は、自分が何をしたか、何をされたのか分かっているのだろうか。
そして21世紀の日本人は、これからもずっと騙され続けて生きていくのだろうか。
しかし騙されている人は騙されていると気づかないし、イノセントな人は自分がイノセントだとは絶対に思わない。
郵政選挙で、俺は「日本人」というものが、物凄く不気味に思えた。
自ら悪い選択をしているのに、全くそれに気づいていないのだ。
アリメツというのをご存知だろうか。アリを巣ごと全滅させる薬である。どこからか家にアリの群れが入ってしまった時などに、大変便利である。これは蜜に毒が混ぜてあるものなのだ。これを白い小さな専用トレイに入れて、アリが発見できる場所に置いておくのだ。すると、この御馳走を発見したアリは、白いトレイに群がって蜜を食べたり、列を作って巣に持ち帰ったりする。蜜を食べたアリは毒が回って死ぬし、巣に持ち帰った蜜を食べても同様だ。毒が効くまでに時間がかかるので、巣ごと全滅するらしいのだ。
エサを発見して興奮して動き回るアリの群れを見て、俺は切なくなった。「これは毒で、おまえら全員死ぬんだぞ」と言ってやりたかった。できればもう使いたくは無い。
郵政民営化を笑顔で全力で支持した日本人は、このアリメツで殺されるアリのようなものなのではなかろうか。
日本人は騙されないために賢くならなければいけないと思う。
Posted by らっっっきー at 00:14│Comments(3)
この記事へのコメント
はじめまして。ビデオニュースの荒井広幸議員の回が現在無料放送中です。何かとタメになったのでご参考までに。
http://www.videonews.com/on-demand/221230/000334.php
「バージン・スーサイド」のスコア・サントラはよく聴いております。映画は機会があればぜひ見たいなあと思っております。
http://www.videonews.com/on-demand/221230/000334.php
「バージン・スーサイド」のスコア・サントラはよく聴いております。映画は機会があればぜひ見たいなあと思っております。
Posted by やきとり at 2007年01月24日 02:41
日本は、米帝の植民地で、日本は、忌中だな!!。
Posted by 鉄道男 at 2007年04月08日 04:27
日本は、米帝の植民地で、日本は、忌中だな!!。
Posted by 鉄道男 at 2007年04月08日 04:27