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2007年01月20日

VIRGIN SUICIDES

VIRGIN SUICIDES


VIRGIN SUICIDES(77点)
ジュマンジ、インタビューウィズバンパイアに出ていたキルスティン・ダンストがこんなにも大きくなって、セクシーで影のある役をやっているとは!監督は、フランシスコッポラの娘のソフィア・コッポラ。
とにかく見終わって辛い映画である。空しさと喪失感が残る。少年たちの持つ美しい少女たちに対する憧れや、緊張感、もどかしさや焦り、諦めなどを伴った、彼らの視点から、少女たちが語られる。問題を抱える思春期の者たちのドラマであり、彼らのすぐそばに自殺という選択肢があり、非常に切迫したギリギリの危うい空気が常にある。その危うさと言うのは、若者は非常に衝動的であり、ある種の感情は、理性や冷静さに顧みられる事無しに、直接究極的な行動、つまり自殺へと結びつくという点にあるらしい。だから、死を選ばず慢性的に退屈な生を選ぶ大人達とは、違うギリギリの世界があるのだ。
美しい少女たちへの憧れが、その死によって結晶化し、美しいイメージへと変わる。一瞬で消えるものこそが、本当に美しいのだと言う。この映画のテーマはそのような儚い少女たちの美しさがテーマかもしれない。
十代の若者を描くが、そのお互いの不器用さも描かれている。ダンスパーティーで相手がいなくて退屈そうな少女たち。姉たちにつられて、キスをするも離れてしまう少女。電話をしてと言われてもしなかったり、車で女の子を送った後に、心からため息をつく少年たち。ちょっと共感できる。
/五人姉妹の末っ子は、パーティーの最中に、飛び降りて、フェンスに刺さって死ぬ。姉の放埓な少女は、ある男に猛烈にアタックされ、最初は冷たくあしらうが、次第に引かれてダンスパーティーの後、抜け出してグランドでその男と一夜を過ごす。朝、その男はいなくなっていた。親は娘たちを家に閉じ込める。近所の少年たちは彼女たちとコンタクトを取ろうと電話を掛け合ったり、望遠鏡で覗いたりするが、ある日の夜、ドライブに連れ出す為に男たちが家に行くと彼女達はみな死を選んでいた。

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Posted by らっっっきー at 03:24│Comments(0)
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