2007年01月06日
アメリカの前科
911テロに関して、色々な凄くたくさんの人と同じように、付和雷同型人間の我は、当たり前の見解を述べたわけであるが・・。
ひとつ言い忘れていたのは、
[米国政府は過去にも、都合の良い時に、都合の良い「自国に対する攻撃」が起き、戦争開始のキッカケにしてきたという「前科」がいくつもある。]
ということである。
トンキン湾事件は確実に有罪の「自作自演テロ」である。戦艦メーン号爆破事件、パールハーバー、ノリエガ将軍、湾岸戦争など、はっきりとクロとは言えない事件も多いが、まあかなりクロっぽいけどよく分からん・・・。過去になるほど謎になるのは当然であろう。たった五年前に起きた事件ですら、ここまで捻じ曲げられて真実はBUSHの中なのだから。
正に「伝統芸」である。
例として以下の事件をあげておこう。
◆1898年◆戦艦メーン号爆破事件(米西戦争)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E8%A5%BF%E6%88%A6%E4%BA%89
1898年2月15日にハバナ湾で米海軍の戦艦メイン(USS Maine, ACR-1)が爆発、沈没し260名の乗員を失う事故が発生した。(この中には7名の日本人コックとボーイが含まれていたという。)爆発の原因に関する証拠とされたものは矛盾が多く決定的なものが無かったが、ニューヨーク・ジャーナル、ニューヨーク・ワールドの2紙を始めとした当時の米国のメディアは、スペイン人による卑劣なサボタージュが原因であると主張した。「メインを思い出せ!くたばれスペイン!」という好戦的で感情的なスローガンを伴ったこの報道は、一層米国民を刺激することとなった。この愛国的で好戦的な風潮はスプレッド・イーグリズムあるいは主戦論として知られている。
http://salsita-latin.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/911_353d.html
『ちょうど1世紀前に起きた米西戦争のきっかけとなった「メイン号事件」です。当時、スペインの植民地キューバではホセ・マルティ先導による独立運動の機運が高まっていて、政情不安になっていました。そこでアメリカはキューバに住む合衆国市民の保護の名目で軍艦メイン号をキューバの港に停泊させていましたが、ある夜、この船が爆発して乗っていた300人近くのアメリカ人が死亡、これをスペイン軍の仕業と決め付けた、当時イエロージャーナリズムと呼ばれたウイリアム・ハースト系の新聞が戦意を煽り立て、戦争へ発展、アメリカはスペインに大勝し、キューバと、同じくスペインの植民地だったフィリピンを事実上自国の植民地とし、さらにどさくさに紛れてハワイまで領土にしてカリブ海から太平洋へと莫大な権益を得ました。』
◆1964年◆トンキン湾事件
wikipedia
1964年8月、北ベトナムのトンキン湾で北ベトナム軍の哨戒艇がアメリカ軍駆逐艦に2発の魚雷を発射したとされる事件。これをきっかけにアメリカは本格的にベトナム戦争に突入、北爆を開始した。アメリカ議会は上院で88対2、下院で416対0で大統領決議を支持した。しかし、1971年6月ニューヨーク・タイムズのニール・シーハン記者が、7000ページに及ぶペンタゴン・ペーパーズと呼ばれる機密文書を入手、トンキン湾事件はアメリカが仕組んだものだったことを暴露した。
2001年11月には、ジョンソン大統領とマクナマラ国防長官の電話会談の内容も公開され、「トンキン湾事件をベトナム攻撃の口実として使う」ことが、はっきりと示されている。そして、2005年には機密文書が一般公開となった。
Posted by らっっっきー at 23:59│Comments(0)