2006年12月04日
カナダのロッキー山脈
初めて海外旅行に行ったのは、小学五年生の時であった。家族旅行で、カナダに行った。というと、けっこうリッチな家庭なのではないかと思われるかもしれないが、別にそんなことはないのであった。
そして旅行記らしきものを初めて書いたのもカナダであった。自分は当時、内弁慶外地蔵であり、学校ではけっこうマジメでつまらん奴であった。文章で、適当に遊ぶということも、学校では有り得ず、そのときに書いた旅行記で、メチャクチャに、ヘタクソな文字で、自由に文章を書いて、遊ぶことができたのであった。
レンタカーを借りて、父が運転し、バンクーバーから、東の方まで、ひたすら車で進み、馬に乗ったり、ラフティングをしたり、山に登ったり、サイクリングをしたり、テニスをしたり、川で釣りをしたり、プールで泳いだりと、なかなか素晴らしい旅であった。当時は誰も反抗期ではなく、子供は子供であり、親は親であった。つまり、家族というものが、もっとも家族らしいときだったのだ。今でもそれほど仲が悪いわけではないが、関係もまた違ったものになっているのである。
はじめて外国で、英語で喋ったのもこの時であった。馬に乗ったとき、"What is the name of this horse?" とおっちゃんに聞いたのであった。そしたら、こんな子供が・・・。と笑顔で喜んでいた。
とにかくカナダの自然は美しかった。ロッキー山脈に残る氷河や、エメラルドグリーンの湖や、山々の緑など、当時の自分には、この世のものとは思えないほど美しかった。
大学生の時に一人旅にはまってから、合計で30ヶ国を訪れているが、やはり初めての家族での海外旅行の時のような、すごいドキドキ感というものは、ぜんぜん別のものであった。
今でもカナダは大好きな国の一つである。またいきてーなー・・。
Posted by らっっっきー at 23:28│Comments(0)