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2007年06月18日

借金1000兆円は誰のせい!?戦犯は誰だ?!

借金1000兆円は誰のせい!?戦犯は誰だ?!



 増税の問題を考えると、日本財政の問題に行き着く。
 みんな気づいている事かもしれないが、日本には国・地方合わせて約1000兆円の借金があるので、ほとんど破産状態にある。
 
 仮に1立方ミリメートルの立方体を仮定して、それを1円と考えてみよう。
 その立方体を10個並べてみると、細長い直方体ができる。それが10円。それを更に10個並べると、薄い1cm×1cmの板ができる。これが100円。それを10枚重ねると、1000円。それを10個並べて、1cm×1cm×10cmの棒は、1万円になる。それを10本並べると、10万円。これで結構な金額になってくる。でも1000兆円にはまだ遠い。
 その10cm×10cm×1cmの板を10枚重ねると、100万円だ。1リットルの大きさで、ようやく100万円である。
 それを100個敷き詰めると、1億円。庭付きの家が買える額だ。それを10段重ねて、1立方メートルになると、10億円。風呂に一杯にお湯を入れたのと同じ位の大きさである。相当大金持ちでないと、一生かかってもそんなには稼げない。でもまだ1000兆円にはほど遠い。
 それをさらに100個並べると、1000億円である。プールの半分くらいである。これだけあれば、小さな国だったらやっていける。
 そしてさらにそれを10段ならべると、10m×10m×10mのちょっとした家の大きさになる。これで1兆円である。
 給料が20万円の新入社員が、10cm×10cm×2cmの板をもらうとすると、1兆円というのは、10m×10m×10mのでかい家のようなものである。
 しかしそれでも1000兆円にはならない。
 その家を10件ならべて、さらに横にも10件ならべて、100兆円である。そしてそれを縦に10段重ねると、ようやく1000兆円だ。
 100mというと、地上28階のビルに相当する。横浜桜木町ワシントンホテルぐらいである。しかし高さだけではなく、横幅も100m、奥行きも100mのビルである。

 1リットルが100万円だとしたら、100mの巨大なビルが1000兆円である。全く途方もない金額である。

 さて、なぜこのように借金塗れになってしまったのだろうか。6/16の朝日新聞朝刊14pに、少し興味深い記事が載っていた。



【引用開始】
 90年1月「日本改造計画」で緊迫
 90年1月、アルプス山脈を望むスイス・ベルンで、日米当局の幹部が秘密会合を開いた。メンバーは日本側が外務審議官の渡辺幸治、通産審議官の鈴木直道、大蔵省財務官の内海孚、米側が国務次官のマコーマック、次席通商代表のウィリアムズ、財務次官補のダラーラ。前年9月に始まった日米構造協議の共同議長だ。(略)
 そこで焦点になったのは米側が作った「政策実行計画提案」と題した240項目に及ぶ対日要求リストだった。(略)まるで「日本改造計画」とも呼べる内容であった。
(略)
 90年6月にまとまった構造協議の最終報告(略)
 同時に盛られた「10年間の公共投資総額430兆円」目標はその後、公共事業を増やす錦の御旗に使われ、90年代に日本が主要国最悪の財政状態となる遠因となった。
【引用終わり】



 まあ、要するに、アメリカによる「日本改造計画」によって、現在の状況があるわけだ。
 「10年間の公共投資総額430兆円」目標????????
 限度があるだろう。その利子を払うのは誰だ?? そのツケを誰が払うと思っているのだ?? 日本をメチャクチャにしやがって。
 誰に怒ると言っても、アメリカにもムカつくが、それを受け入れた日本人のオッサンどもにも本当に腹が立つ。
 「今となれば、良かったこと多い」とか言って、ヘラヘラ笑っている畠山襄とかいう元通産審議官も載っているが、本当にむかつくわ。増やした借金をどうするつもりなんだろうか。このようなじーさんどもは、そのうちに寿命がきて死んでしまうのだが、若い世代は一体どうするんだ。利子を払い続けるのだろうか。なぜこういった戦犯どもの尻拭いをしなければならないのか。

 確かに日本は国債を国内で消化している為に、アルゼンチンのような破綻は起きないかもしれない。しかしだ。それだけ多くの借金状態の金が国内に滞留していると言うことは、常に利子が一方から一方へ流れていくわけだし、財政が不健全であり、増税の嵐になり、さらに社会保障費も削られるわけで、一般の国民には、不利なことばかりだ。

 ということで、まだまだ追求したい事はあるが、最後にこんな言葉を見つけたので、引用しておこう。もしかすると、これが財務省のホンネかもしれんね。

【引用開始】http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/iraq/1093975830
気をつけたいのは、今の状態が、破綻を宣言していないだけで、
財政の数字だけを見ると十分破綻状態にあるということだ。
したがって大事なことは、皆で平然としていること。そして、
根本解決を直視して問題の洗いだしをむやみに行わないこと。
それをやってしまった時点で日本国家破綻です。そういう行為は
誰も恩恵をあずかりません。みんなが「やばいよねぇ」と心の中
で思いながらも普通に仕事し、結婚し、消費する。どうせ破綻が明示的に
示されてしまえば個人の資産なんて守れない。ならば、わざわざその
゛破綻の宣告゛を日本国民自らの手で起こす必要は無い。
現在はまさに上に書いたような状態が守られているし、その結果
として多少の給料の減少などはあるものの、休日は行楽地に人があふれ、百貨店の
B1Fも賑わいをみせている。この絶妙な均衡をみずから崩してはいけないんだ。
若い人にとっては、給料が右肩下がりだったり雇用の問題があって、「もう
一回ここらで破綻して、大きな混乱期(つまり皆で谷底へ)におちてから上がる
チャンスを欲しい」と思うものが居るかもしれない。しかし、破綻など宣言してしまえば、
それこそ右肩下がりどころではない。このあたりを分って欲しい。察して、悟って
欲しい。そうすれば、十分ポジティブな未来があるとわかるはず。ネガティブな
思想からまず脱却することだ。
【引用終わり】

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Posted by らっっっきー at 00:37│Comments(0)
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