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2007年03月13日

田中宇のロスチャイルド分析

田中宇のロスチャイルド分析


 さすが田中宇もロスチャイルドに関して独自の分析をしている。
 yahoo japanで「ロスチャイルドとは」で検索すると、以下のような記事が出ている。

【引用開始】
 http://tanakanews.com/f0622israel.htm
 シオニズム運動が成功したのは、イギリスで非常に強い権力を持っていたユダヤ人政商のロスチャイルド家が支援したからであり、ロスチャイルド卿がシオニズム支援のために、当時のイギリス外相のバルフォア卿に「パレスチナにユダヤ人の祖国(ホーム)を作ることを支持する」という一筆を書かせたのが「バルフォア宣言」である、というのが定説だ。

 ロスチャイルド家は、イギリス産業革命に投資して巨万の富を蓄え、その後婚姻その他の人脈拡大によって、イギリス政府の中枢に入り込んで覇権を拡大維持する政策を行った。バルフォア宣言が発せられたころには、イギリスの上層部にはロスチャイルド系の人が多く、バルフォア卿もロスチャイルド家に近い人物だった。そのためバルフォア宣言は、ロスチャイルド家がお手盛りでイスラエル建国を決めたものと解釈されることが多い。

(ロスチャイルド家については「金融の元祖ユダヤ人」参照 )

 だが、私は最近「ロスチャイルドは本当にイスラエル建国を支持していたのだろうか」という疑問を抱くようになった。ロスチャイルド家に限らず、欧州諸国の政府に資金を貸し、金融などの政策立案まで担当していたユダヤ資本家の多くは、自らの存在を曖昧にし、黒幕として存在し続けることに、意義を見出していた。

 それは、ユダヤ人差別への対応策という意味もさることながら、それ以上の理由がある。戦争が起こりそうになったら、敵同士である双方に金を貸したり政策を出したりして、どっちが勝っても儲かるようにするとか、一つの国の産業革命に投資して大儲けできたら、他の国でも産業革命を誘発し、そちらにも投資して儲けを増やすなど、一つの国に対してのみ忠誠を尽くすのではなく、国際的に動くことで儲けるのが、伝統的なユダヤ商人の作法としてよく見られる。

 これをやるためには、それぞれの国の黒幕が誰なのか、分からないようにしておかねばならない。ばれたら両方の国から裏切り者とされてしまう。ロスチャイルド家の中には、キリスト教に改宗した人が多く、ユダヤ人であることすら自ら改変し、キリスト教社会の中に埋没し、目立たないようにネットワークを張り、その結果、イギリスの「上流階級」と「ロスチャイルド」とが、ほとんど同義語であるような状態を作り出した。

(略)

【引用終わり】

 そして、イスラエル建国は、ロスチャイルドに取って、本当はあまり好ましくないものであり、イスラエルが小国である限り、支援するが、あまり調子に乗るなよと牽制しているのではないかという分析を行っている。

 なるほど・・・。
 つまり、ユダヤ人と言っても中は分裂しているのではないかということだ。確かに説得力はある。イスラエルの暴走を見ていると、狂信的なユダヤ原理主義の国に見えてしまうが、金と利益を追い求める事が第一であるロスチャイルド系の大金持ちのユダヤ人の考えとは、かなりずれている気がする。

 そして、『アメリカの世界支配をめぐる揺れの根本にあるものは、従来の支配層だったロスチャイルド的な国際協調派と、それを倒してイスラエルに対する抑圧を解こうとするシオニストとの戦いであると考えられる。』としている。
 そして隠れイスラエル派だとかがグチャグチャになっていて、よく分からんのではないかということである。
 俺はこういうのも、なるほどーーーーと思ってしまう。しかしこうなると、本当に何がなんだか分からなくなってしまう。

 まあそれはさておき、ロスチャイルドのような国際金融資本は、現代史にものすごく大きな影響を与えているにも関わらず、本当に知られていないマイナーな存在である。これはおかしな事である。俺も「赤い盾」を読むまで、何もしらなかった。
 利権に絡み、歴史に名を残す人間というのは、基本的に悪の限りを尽くしているようだ。世界中を侵略して、何千万人と虐殺した帝国主義者たち。インドも、南アフリカもその犠牲者であった。それは冷徹で残酷で無慈悲で、グチャグチャの血と死体によって、築き上げられた富であったのだ。人道のカケラすら無いような差別意識に基づく支配であった。
 そして、それがある一族によって行われていたというのだから、すごいことだ。本当にもうすごい世界だ。
 現代も、その支配は続いているので、とりあえず現状を知らないとな・・・。

 

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Posted by らっっっきー at 00:53│Comments(0)
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