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2007年07月07日

■アメリカの保守本流5 鉄道と石炭と石油





■■■鉄道の合併■■■
◎共和党黒幕の大富豪のユダヤ人、アネンバーグ

 共和党のバイブル、フィラデルフィア・インクワイアラー新聞を買収、
TVガイド(全米最大部数の1700万部に達する)を発刊、

ペンシルヴァニア鉄道とニューヨーク・セントラル鉄道の合併を進める。
⇒1968年ペン・セントラル輸送社に。(全米の乗客の三分の一、長距離輸送の四分の三を支配)
⇒アネンバーグはこの鉄道の最大株主

 もともと二つの鉄道の経営者は親戚関係。
★ペンシルヴァニア鉄道★
⇒1899年社長のアレグザンダー・キャサット(重要人物)

⇒ニューヨークにトンネルなど作る。32の銀行・保険・信託などの社長、重役。
(ちなみに、孫娘の夫の叔父は、ハリマンの投資銀行社長。その娘はプレスコット・ブッシュと結婚。ブッシュはハリマン社を経営。⇒その息子、孫が大統領。)
・当時の電化鉄道⇒フィラデルフィア電力より電力供給⇒トマス・ドランが支配(キャサット一族)⇒娘婿はブラウン・ブラザース(父ブッシュ時代の国務長官ベーカーの一族)
・社長の大富豪ウィリアム・ソウ

★ニューヨーク・セントラル鉄道★
⇒19世紀最大富豪ヴァンダービルト家(ウィリアム・ソウの義兄弟がいる)が握る
⇒戦後は経営者変わった。

⇒⇒⇒鉄道の時代終わり、飛行機・車時代に。全米の鉄道経営崩壊。

 ワシントン法律事務所ホイーラー&ホイーラーが鉄道合併を取り仕切った。上院議員ホイーラーの娘婿ジョン・ウィリアム・スノーという弁護士。⇒2003年財務長官。


■■大富豪の共和党閨閥■■
★[ペンシルヴァニア鉄道]社長の大富豪ウィリアム・ソウの孫
 ⇒[ニューヨーク・セントラル鉄道]のレジナルド・ヴァンダービルトの義兄弟
★[ペンシルヴァニア鉄道]社長の大富豪ウィリアム・ソウの娘
 ⇒[USスチール]の鉄鋼王、アンドリュー・カーネギーの甥と結婚
 その姪⇒ジェームズ・ロックフェラーと結婚

※つまり以下の大富豪四人組は親戚関係
ソウ ⇔ ヴァンダービルト ⇔ カーネギー ⇔ ロックフェラー

■彼ら大富豪の兵器産業への投資
・カーネギーのUSスチールは戦艦・兵器製造の総本山。
・GM,フォード、クライスラーも兵器産業に資本投下。
・ロックフェラー(スタンダード石油、ウェスティングハウス)と、モルガン財閥(デュポン、GE)⇒核開発と原子力に進出

★大富豪と、政界との、戦争利権を介した繋がり。
USスチールの「鉄のトラスト」を取り仕切る顧問弁護士
⇒ サリヴァン・クロムウェル法律事務所のジョン・フォスター・ダレス(ソウ一族)

⇒ 後にアイゼンハワー政権国務長官(政界保守本流)
⇒ 弟のアレン・ウェルシュ・ダレスCIA長官


※つまり大発展した石油・兵器産業の代表 ⇒ 共和党政権の国務長官・CIA長官へ ⇒ 共産主義との軍事対立というストーリーにより、軍需産業大発展。

★ペンシルヴァニア鉄道とニューヨーク・セントラル鉄道の合併
⇒1968年ペン・セントラル輸送社に。(全米の乗客の三分の一、長距離輸送の四分の三を支配。共和党黒幕の大富豪アネンバーグが大儲け)
⇒1970年倒産(多くの鉄道会社が倒産)
⇒1971年全米鉄道旅客公社のアムトラック (共和党ニクソン政権下)
⇒1973年ペン・セントラルなどを合併したコンレール (国家が支援。鉄道資本家を保護) (取り仕切ったのはチェニー、スノー)


■アネンバーグとは・・・■
・ユダヤ人
・アネンバーグとハリウッド俳優レーガンは、旧友。
・アネンバーグはイギリス大使に。
(ちなみに共和党黒幕のアネンバーグのフィラデルフィア・インクワイアラー新聞⇒ナイト新聞社に売却(後にナイト・リッダー)⇒経営者は民主党のルーズヴェルト系⇒よってフィラデルフィアは民主党地盤)
・アネンバーグはユダヤ人だった。(ニクソン・レーガンに肩入れしたのは、共和党の反ユダヤ的な性格を変えさせるためだった???)
・1958年にペンシルヴァニア大学にアネンバーグ通信学部を設立
・1971年にサザン・カルフォルニア大学にアネンバーグ通信学部を設立
  ⇒「高等戦略政治問題研究所」Institute for Advanced Strategic and Political Studiesのウィリアム・ヴァンクリーヴWILLIAM VANCLEAVE教授登場

  ⇒1979-81年にレーガンの政策顧問
  ⇒ワインバーガー国防長官の特別補佐官
  ⇒軍事シンクタンク「全米公共政策研究所」の知恵袋
  ⇒ネオコンと組んで、ブッシュ政権の実践用小型核兵器開発

■共和党に巣食う好戦的シオニスト・ネオコンたち
・水爆の父エドワード・テラーEdward Tellerは、ユダヤ人。ごりごりのシオニスト。

 ⇒共和党系のフーヴァー研究所幹部。(レーガンに核戦略を)
・「高等戦略政治問題研究所」⇒イスラエルを支持するようアメリカ議員に圧力
  (イラクから追い出された、かつての米英の傀儡ハシーム家をイラクに復活させて、尚且つ民主化しようという、矛盾した計画。要はイスラム社会を混乱させる意図)
・ネオコンのウォルフォウィッツ、「ハドソン研究所」のマックス・シンガー ⇒バリバリのシオニスト(好戦的ユダヤ人)

◎好戦的ユダヤ人、シオニスト(ネオコンの正体)たちのウソ
・イラクとアルカイダの関係 ⇒ウソ
・大量破壊兵器 ⇒ウソ

※嘘の理由でイラク侵攻
⇒アメリカは世界中で恥をさらした。アメリカ上院でもウォルフォウィッツをつるし上げた。
⇒イラク復興というとてつもない負の遺産を抱える。

・ネオコンのリチャード・パール(暗黒の王子)⇒通信会社の詐欺に関与。中東の兵器商人カショーギ(イラクに兵器輸出)とベンチャーキャピタルビジネスで深い関係。

■数々の現代の大富豪と鉄道利権とシオニスト
◎カール・リンドナーJr
ペン・セントラル鉄道の株買い占めて会長に。
アイスクリーム店の大チェーン⇒アメリカ金融社⇒バナナのチキータ・ブランズを買収⇒食品会社ユナイテッド・ブランズ会長⇒AFG(アメリカン・フィナンシャル・グループ)⇒スクリップス・ハワードやタフト放送まで支配。

◎フィリップ・アンシュッツ
光ファイバーケーブルの王様として、通信業界第一位の富豪
・1970年石油探査で、ユタ州に天然ガス出る土地を買う
⇒鉄道株を買い占める
⇒路線通行権を利用して光ファイバーを敷設
⇒サザン・パシフィック会長
⇒通信大手のUSウェスト買収
⇒大手通信会社のクウェストの株を大量に取得して売り逃げる。
⇒不動産バブルをリード


グローバル・クロッシング、ワールドコムなど粉飾会計で破綻
ネオコンのリチャード・パールが不正に関与。グローバル・クロッシングの買収調停で大金を受け取る事になっている事が暴露⇒国防政策会議議長を辞任⇒委員に留任


■スノー財務長官
 1980年CSXコーポレーション(東海岸)副社長。
⇒1991年会長・CEO
⇒1998年政府援助された鉄道会社コンレールを買収(政府と企業の談合による税金盗用) (スノーは、CSXにいた12年で60億円の報酬。会社の利益は25%減。無能な守銭奴として批判受ける。)
⇒2003年財務長官に就任(直前には財務長官不在のまま、天文学的な減税が無計画に決定された)
⇒CSXから1500万ドルを受け取る協定が暴露 (CSXが利権を得るため。)
⇒アメリカ国内のイラク資産を没収(2000億円) (火事場泥棒と批判される。)


※このように19世紀の利権構造が現代にも続く。その理由⇒新参者は排除される。鉄道は古くからある土地の利権。今では保守=利権。
※このようにスノー財務長官、その前のオニール財務長官、チェニー、ラムズフェルドなどは、大企業の経営トップであったが、苦難を乗り越えた実業家ではなく、他人から奪うことしか知らない官僚天下りの集団。


■アメリカの労働者意識
20世紀初頭は、鉄鋼・自動車などが労働者を抱えてた。
⇒労働賃金の安い外国へ移転。(鉄は浦項(ポハン))
⇒コンピュータ、半導体、衣類など大半のモノを輸入している。
⇒ほとんどの人がサービス分野で働く。


■共和党支持の田舎
・共和党支持の州⇒ 鉱物・農産物を生産。平均年収低い。白人多い。少数の利権者がいる。人口密度低い。
※共和党は、これらの州の少数の利権者の代表。

・民主党支持の州⇒ ニューヨーク、シカゴ、フィラデルフィア、デトロイト、ロサンジェルスなど。多くの労働者を抱える大都会。中流家庭以上のインテリ。


■■ワイオミングの石炭(チェニー) と テキサスの石油(ブッシュ)■■
・石炭を運ぶユニオン・パシフィック鉄道
⇒1990年代の会長はエルブリッジ・ゲリーJr. (ユニオン・パシフィック鉄道のハリマンの甥の息子。19世紀初頭の副大統領エルブリッジ・ゲリーの六代目。)
⇒叔父のエドワード・ゲリー(世界一のエクソンモービル社長ファリッシュの娘と結婚してテキサス石油閨閥の一族に。ちなみにファリッシュの孫は以下の会社で重役⇒父ブッシュのザパタ石油、エンロン)

・エンロン
⇒全米七位。共和党の資金胴元。
⇒倒産。


★最大の石炭会社のピーボディー・エネルギー(チェニーの地盤のワイオミング州)
⇒ピーポーディー一族(スイスのUBS傘下のキダー・ピーボディー投資銀行の一族)
(ちなみにピーポーディー商会は、ジュニアス・スペンサー・モルガン(J.P.モルガンの父)が継承⇒ロスチャイルドと組んで、モルガン・グレンフェルが誕生。)
⇒1998年にロスチャイルド財閥のリーマン・ブラザース(軍需産業ロッキード・マーティン(副大統領夫人リン・アン・チェニーが重役)で共同事業)がピーボディーを買収
⇒2001年ピーボディー・エネルギーとなる。

★産炭量二位のアーチ・コール
⇒アシュランド・コールとアーチ・ミネラル合併⇒アーチ・コール

・かつての国防副長官グラハム・クレーター(ロスチャイルド系の大手法律事務所。)
⇒サザン鉄道会長
⇒海軍長官、国防副長官
⇒アムトラック総裁として鉄道界に君臨。
⇒弟はアシュランド動かす
⇒その利権にレーガン政権の国防長官カールッチ(イラン・イラク戦争でフセイン支援して、投資銀行カーライル会長。サウジのビンラディングループと提携。)が食い込む

★三位のケネコット・エネルギー⇒ロスチャイルド系

★四位コンソール・エネルギー、五位RAGアメリカン・コールはドイツ企業が買収
⇒同じ石炭資源のビジネス仲間だったが、国連ではヨーロッパとアメリカが激しく対立したのは、利権と無関係の軍事論争であった事の証左。


  

Posted by らっっっきー at 14:07Comments(0)

2007年07月07日

■アメリカの保守本流4 アメリカの鉄道王たち






■■■■■■第二章 アメリカの鉄道資本とは何か■■■■■■

鉄道について。
◆アメリカの貨物輸送
・(BNSF)バーリントン・ノーザン・サンタフェ鉄道(シカゴ)
・ユニオン・パシフィック鉄道(中西部~西部)
・CSXコーポレーション(東海岸~中西部) (CEOジョン・ウィリアム・スノー)

■ユニオン・パシフィック鉄道
・アメリカで最も広大な面積。リンカーン大統領のもと議会が設立した。中西部~西部。共和党の縄張り。
・社長アヴェレル・ハリマン(1955-58ニューヨーク州知事) ⇒その後ネルソン・ロックフェラーが知事 ⇒ ロックフェラーは副大統領に。
・カルフォルニア州知事のレーガン⇒共和党大統領 (鉄道資本のバックアップ)
 ⇒シリコンバレーのヒューレット・パッカード創業者、デヴィッド・パッカード⇒ニクソン政権の国防副長官
 ⇒そのもとで、カリフォルニアのスタンフォード大学内の「フーヴァー研究所」の理事
 ⇒ガートリュード・クリストル女史
 ⇒その息子ビル・クリストルは、ネオコン代表。

・チェニー⇒ユニオン・パシフィック鉄道の石炭路線を敷いた。

■歴史
1848年、コリス・ポッター・ハンティントン⇒ゴールドラッシュで沸くカルフォルニアへ。
⇒仲間のマーク・ホプキンズ、チャールズ・クロッカー、リーランド・スタンフォード(スタンフォード大学創始者。共和党を設立した。カリフォルニア知事)
⇒四人はカリフォルニアに、セントラル・パシフシフィック鉄道を建設。
⇒南北戦争の北軍は、ユニオン・パシフィック鉄道を国費で作ることにした。
⇒四人に特権。中国人のクーリーを使う。(⇒後のチャイナタウン)
⇒鉄道を作る事で、四人は土地を所有する。金は政府からなので丸儲け。
⇒セントラル・パシフィックと、ユニオン・パシフィックはライバル関係で、路線獲得競争。

・ユニオン・パシフィックの社長、アヴェレル・ハリマンは、民主党のルーズヴェルトと旧友で、民主党要職を務める。
 枕木供給森林業一族マリナー・エッケルズ⇒中央銀行総裁、ユタ建設社長、IMF・世銀のブレトン・ウッズ会議アメリカ代表

■四人組のハンティントン
・ネイティブ・アメリカンのスー族虐殺事件⇒ハンティントン一族。
・四人組のセントラル・パシフィック⇒サザン・パシフィック、北東部のチェサピーク・オハイオ鉄道社長
・ハンティントンは石炭輸送の為、東海岸ヴァージニア州のニューポートニューズの街作る。
⇒ニューポートニューズ造船⇒原子力空母エイブラハム・リンカーンなど。
⇒ノースロップ・グラマンが買収⇒共和党資金源。
⇒ジョン・ワーナーが画策⇒エリザベス・テイラーの夫。ブッシュの小型核計画リーダー。
⇒ニューポートニューズの8%の株主
⇒マイクロソフトのビル・ゲイツ(共和党支持)
⇒10億ドルの投資→全米最大の通信会社コムキャスト(創業者ダニエル・アーロン)
⇒ブロドスキーと組む
⇒ロスチャイルドのロハティンと共にホームショッピング・チャンネルQVC買収。

・四人組の一人スタンフォード(資産2兆6000億円)⇒スタンフォード大学設立
 ⇒hp、シスコ・システムズなど。ミスター・ガイアツの駐日大使、ライスはここの大学教授。
・ハンティントンなども膨大な資産。

■ユニオン・パシフィックのハリマン
・四人組のセントラル&サザン・パシフィックを買収。

■ベクテル・グループ
・J.P.モルガン⇒ハンティントンより、チェサピーク・オハイオ鉄道を奪った。
・ベクテルグループ総帥スティーヴン・ベクテル1900年生まれ。
 ⇒クロッカーの銀行、J.P.モルガン重役、スタンフォード大学理事など四人組の遺産を全て受け継いだ。(共和党の資金源)
・中東の王室が友。石油メジャープラントのほとんどを建設。原子力発電所の半分を建設。ダムなども。
・共和党の大統領を動かす。

☆レーガンのシュルツ国務長官のスピーチライターはユダヤ人のロバート・ケイガン⇒1997年にユダヤ人のビル・クリストルと組んで保守主義のシンクタンク「アメリカ新世紀プロジェクト」設立。
☆ケイガンはロシアのスターリンの第三夫人のカガノヴィッチ一族。
☆シュルツ、ワインバーガーは、ベクテルの幹部になってから政府要職に。
  

Posted by らっっっきー at 03:32Comments(0)

2007年07月07日

■アメリカの保守本流3 保守を支える石炭・鉄道





◆◆◆保守本流を支える石炭・鉄道について◆◆◆

★アメリカの過剰電気浪費を支える石炭
・2000年のアメリカ一人あたりの発電量は、中国の13倍。全世界の四分の一を発電。
・それを生み出す資源→石炭が50%。石油は3%。原子力とガスは20%ほど。
・埋蔵量は2500億トンで世界一。採掘可能年数は250年以上。
・石炭採掘量一位→ワイオミング州 →ディック・チェニー!!! (この男の利権は石炭!!!)

◆チェニー(チェイニーと言われるが、チェニーが正しい発音らしい)
1969年 ニクソン政権経済局長ラムズフェルドの特別補佐官
その後 投資コンサルタント社長
フォード大統領時代 大統領事跡補佐官→首席補佐官
ワイオミング州から下院議員→地元の石炭ビジネスを取り仕切る利権代表者へ。

・チェニーのワイオミング州の石炭を輸送するユニオン・パシフィック鉄道→鉄道王ハリマン一族が支配者→ブラウン・ブラザース・ハリマン投資銀行を経営→その最高幹部はプレスコット・ブッシュ→その子と孫がブッシュ大統領親子。
※石炭は炭素を分離して地中に埋蔵する為、数十億ドルの大金を投じられている。

・炭田地帯は人口が少ないが、強力な保守・共和党の地盤。金属・ウランなどの産出地帯も共和党地盤。

◆貨物輸送会社について(石炭を輸送)
・(BNSF)バーリントン・ノーザン・サンタフェ鉄道(シカゴ)
・ユニオン・パシフィック鉄道(中西部~西部)
・CSXコーポレーション(東海岸~中西部)
 CEOのジョン・ウィリアム・スノー 
 ⇒イラク戦争前に財務長官に就任。
  鉄道大再編を取り仕切った。ニクソン政権の運輸省法律補佐官。フォード政権運輸次官補

※石炭・鉄道は、アメリカ国内で完結する事業であり、国際的に地味。しかしインターネットを支える電力資源として強い実力。アメリカ共和党の土台を形成している。

★その共和党の地盤⇒
メリル・リンチという世界最大の証券会社
J.P.モルガン、ケミカル・バンク、マニュファクチャラーズ・ハノーヴァー・トラストなどの大手銀行
モルガン・スタンレー、ディーン・ウィッター、ドナルドソン・ラフキン・ジェンレットなどのマーチャントバンク

※これらはロスチャイルド財閥に属するユダヤ系ではない。
  

Posted by らっっっきー at 00:19Comments(0)

2007年07月07日

■アメリカの保守本流2 石油の為じゃない?




 この本は、アメリカのイラク戦争に関する分析に向かっているが、広瀬氏は、イラク戦争は、石油が目的では無かったという説をとる。
 なるほど。NO BLOOD FOR OILというのは、違ったのだろうか。しかし長期的にはどうなのかだとか、石油目的もちょっとはあったんじゃないかとか思うけどな・・・。
 とりあえず以下にまとめ。





◆石油の為の戦争ではない????????????????????????

・確かに・・・アメリカ人は毎日一人が一升瓶六本の石油を消費
・確かに・・・スタンダード石油のロックフェラー財閥を中心とするアメリカのメジャー資本は、オイルショックを利用して天文学的な利益。

・油田採掘権を巡り、イギリス・アメリカは中東で数々の戦争を引き起こしてきた。
(悲しい写真ではあるが・・・・。普通に日常を暮らしていた無実の人々の多くの血が、現実に流されてきた。それを単なる数字や歴史の文字で軽く考えてはいけないであろう。)




1948 パレスチナ中東戦争
1949 ブライミ紛争
1953 イランCIAクーデター
1956 第二次中東戦争(スエズ動乱)
1962 イエメン内戦
1963 イラクCIAクーデター
1963-79 白色革命と大量虐殺
1970 ヨルダン内戦
1975 レバノン内戦
1982 レバノン、ベイルートのサブラ・シャティーラ虐殺事件
1980-88 イラン・イラク戦争
1991 湾岸戦争
2001 アフガン戦争
2003 イラク戦争






・確かに・・・ブッシュ政権の人々はオイルビジネスに関与
父ブッシュ→ロックフェラー財閥に関係。ザパタ石油

息子ブッシュ→テキサスの石油業者
チェニー→サウジの利権に関与する石油エンジニアリング会社ハリバートン会長

トマス・ホワイト陸軍長官→エンロン重役

ライス→ロックフェラーのスタンダード石油(シェブロン)重役

エヴァンス商務長官→石油・天然ガス会社会長




★しかし!!!! 石油が戦争の目的ではないだろう!!!!????
 もしイラク油田をアメリカが占有できるなら「石油の為の戦争」であっただろうが、ネオコンは「中東の民主化」を口実にした為、イラクの植民地化は不可能。
 石油ビジネスは、探査・採掘・輸送・精製・販売までオイルシンジケートを国際的に構成する共同作業が必要。
 石油会社が商習慣を無視→権益の保証は武力のみになる。
 石油会社は、アメリカ政府がイラク侵略をしなくても油田権益を確保できた。(今までもイラクから原油を手に入れていた)
 2001年、アメリカの石油消費量のうち、アラブ諸国からは15.3%、イラクからはたった4%の輸入。

 産油国は、アメリカが石油を適正価格で買ってくれないと困る為、メジャーに妥協しない。
 親米政権を作ったからと言って、石油権益を永遠に確保できるとは限らない。(ロックフェラーの世界最大の原油採掘会社アラムコをサウジアラビアは国有化した)
 アメリカ西部のオイルシェールという巨大石油資源がある為、石油確保の積極的な理由に乏しい。
 イラクが不安定になり、アラブ社会が不安定になれば、石油メジャーは、ビジネスをスムーズに行えなくなる。(石油の輸送ルートがゲリラ攻撃にあう可能性など)


★ただ一つ、紛争が石油元売会社に利益をもたらすのは??
 石油価格の上昇。
 (しかし、石油権益の確保と、石油価格自体を混同するのは間違い)

 ほとんどの人にとって、石油価格の上昇はマイナスの方が大きい。
 国家財政に打撃。  

Posted by らっっっきー at 00:16Comments(0)

2007年07月07日

■アメリカの保守本流1 アブないネオコンども





 広瀬隆氏の「アメリカの保守本流」という本を買って読んだ。保守本流の人々及びネオコンの人々の出自と履歴の整理をしている本である。
 今から4年前の本なので、かなり状況は変わってきているだろうが、とりあえず整理する。
 今のアメリカは、ユダヤ系がかなり強くなっている。しかし、ユダヤ系とは別の保守本流という人たちがいるのだ。
 そしてユダヤ系と、保守との結びつきが現代のアメリカの混沌とした世界なのかもしれない。
 という事で、要約してみようと思う。ロスチャイルドの影がいろいろなところに出てくるので、かなり怖いが・・・。

 また最初に断っておくが、ユダヤ人をひとくくりにする、ユダヤ陰謀論は良くない事である。良いユダヤ人は沢山いるのだ!!!!
[その例]
・イラク戦争・パレスチナ紛争に反対する平和主義者のイスラエル人たち。
・イスラエル外務次官のオスロ合意を齎したヨシ・ベイリン
・ニューヨーク・タイムズのトマス・フリードマンはレバノン、ベイルートのイスラエル人による大虐殺を非難しており、イラク戦争の際もブッシュ政権批判。
・ダニエル・エルズバーグ
・カール・バーンスタイン

 
◆保守本流の基盤
・共和党=保守本流(石炭・鉄道資本)
・西部 ユニオン・パシフィック鉄道→鉄道利権→フーヴァー大統領、ニクソン、フォード、レーガン。
・東部 ペンシルヴァニア鉄道、ニューヨーク・セントラル鉄道→メリル・リンチ、ブッシュ




■■■■■■第一章 保守本流とネオコン■■■■■■

◆ネオコンとは・・・

・メディアで「イラク先制攻撃必要論」を主張し、イラク戦争に導いたネオコン(新保守主義者)
◎ユダヤ人の国防副長官ポール・ウォルフォウィッツ

◎ユダヤ人の国防政策会議議長リチャード・パール

◎ユダヤ人の国防次官ダグラス・ファイス

◎ユダヤ人のホワイトハウス報道官アリ・フライシャー

◎ユダヤ人のスピーチ・ライター、デヴィッド・フラム

◎ユダヤ人の保守派の論客ビル・クリストル

 保守派シンクタンク「アメリカ新世紀プロジェクト」会長。
 史上最悪副大統領ダン・クエールの首席補佐官。
 保守派雑誌「ウィークリー・スタンダード(『悪の枢軸』発言を発表)」の編集長。

 エネルギー企業エンロンで高額の顧問料。
 →父親アーヴィン・クリストル(ワシントンのアメリカン・エンタープライズ研究所の上級研究員で、右派雑誌「ナショナル・インタレスト」を発刊するネオコンユダヤ人の頭目)

→母親ガートリュード・クリストル(イスラエルのユダヤ研究アカデミー顧問。フーヴァー研究所などで軍事外交部門の幹部)
→その兄(つまりビルの叔父)ミルトン・ヒンメルファーブ(1955年よりアメリカ・ユダヤ人委員会≪ロスチャイルド一族のジェイコブ・ヘンリー・シフが創設≫の理事)
 ※ちなみにア・ユ委員会のチャールズ・ロストーの叔父ウォルト・ロストーは、ケネディ大統領補佐官でベトナム戦争責任者。テキサスでブッシュ・ファミリーに食い込む

・彼らネオコンの目的
 →「アメリカ合衆国をイスラエル化」して、ユダヤ人の国、イスラエルを守る事。

・彼らネオコンの資金源
 →ロスチャイルド財閥!!!!

・好戦的なイスラエルのシオニスト(武力でアラブ人を排除するパレスチナ侵略者)
 アメリカのシンクタンク、ホワイトハウス、ペンタゴンを動かす

◆(自作自演の)911テロによる戦争開始
・アメリカ全土に報復感情を生ませる。
・イスラエルの敵、パレスチナ人の抵抗運動を支援していたイラクの抹殺


◆当時イラク先制攻撃について尋ねられた良識的な質問
・イスラエルのパレスチナ占領は無視?
・サダム独裁体制を作ったのは、アメリカでは?
・イスラエルは数百個の原水爆を保有しているが?
・ビンラディンはWTCに関与していないと、米国政府のテロ対策エキスパートのほとんどが言っているが・・?
・イラクが大量破壊兵器を保有していた証拠は無いが? そう主張する為の捏造が何度もばれているが??
・中東を民主化すると、アメリカは、サウジ・クウェート・カタールなどを操れなくなるが??
・今後、アメリカに対する報復者が沢山誕生するかもしれないが??



◆保守派と軍需産業の連携
・イラク開戦前の2003年2月、イスラエル最大の軍需企業IAI→最大の航空機メーカー、ボーイングと、ミサイル迎撃システム「アロー」についての契約。


◆ネオコン以外?の当事者たち
・チェニー副大統領、ラムズフェルド、ライス、パウエル、ブレア、スペインのアスナール、コイズミ
・民主党→クリントン・ゴアは、1998年にイラクのバグダッドに大規模ミサイル攻撃。1999年に国連承認無しにNATO軍でユーゴ空爆し民間人を大量殺戮した。この時のコーエン国防長官は、イラク侵攻作戦に関わった。
 ☆チェニー、財務長官ジョン・ウィリアム・スノーが鍵???
    

Posted by らっっっきー at 00:10Comments(0)