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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2007年01月26日

EYES WIDE SHUT




EYES WIDE SHUT(70点)

スタンリー・キューブリック監督 トム・クルーズ ニコール・キッドマン


キューブリックの遺作である。不安を煽るようなシーンの連続、はっきりとしたセリフと、不思議な間を持った空間、連続的なカメラワークは、正にキューブリックのそれであった。2001年の2月、現実のトム・クルーズとニコール・キッドマンの夫婦は、別居生活に入ったらしい。
若い男と浮気をする妻の想像は、現実よりもリアルなものに夫には感じられた。夫は、売春婦の部屋まで行くが、妻の声を聞き、引き返す。また、乱交パーティーに興味から行くが、見学するうちに正体がばれてしまう。彼らは道を踏み外しているわけではない。だが、浮気をせずにお互いにSTEADYな関係でいる必然性、保証がどこにあるのだろうか。トムはベッドルームでその夢の告白をする妻に、「君を愛しているから浮気はしない」という。見た目には完全にうまくいっているように見える夫婦だが、そのような言葉で説明するしかない、関係の不確実性。貸衣装部屋でのゴタゴタ、患者の娘からの告白などを経て、妻の告白、夫の告白がある。最終的に愛を確認する事など、できるのだろうか。それでも彼らは進んでいかなければならない。その為に出来る事はただ一つ、FUCKする事だ、と妻は言う。  

Posted by らっっっきー at 23:28Comments(0)