さぽろぐ

新聞・ニュース  |札幌市北区

ログインヘルプ


スポンサーリンク

上記の広告は、30日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  
Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2006年12月21日

北朝鮮に行った7




 昼はバイキングである。かなり美味い料理であった。一緒に座っていた日本のおじさんと話すと、北海道大学の教授であった。しかし、名前を忘れてしまった。フジなんとか先生である。韓国やタイなど、世界中の企業などと、共同で、情報インフラの整備などの仕事を行っているらしい。すごい。しかしネットで検索したところ、ぜんぜん見つからないのであった。。。。。。連絡を取ってみたいが。。。
 台湾かどこかから来た明るいじーさんの写真を撮ってあげた。全くのド田舎のようだったが、この三階建てぐらいのレストランには、カラオケもあり、近くにはホテルもちらほらあるのだった。ここは保養地にでもなるのだろうか。
 韓国人、台湾人、アメリカ人、そしてヨーロッパからも何人か参加していたようである。
 またバスに乗った。この周辺は、開発が進んでいるらしい。韓国と北朝鮮は、最近友好的になってきており、経済協力も進んでいるらしい。鉄道を通す計画も立っており、互いに鉄道の整備も終わっている。そして北には、工業地帯もできているらしい。そして将来的にソウルの北に、南北を統一した時に、首都ができるであろう事を期待して、ここの土地を買いまくっている人がいるらしい。田んぼだらけの風景が、大都市になるのだろうか。それはいつのことだろうな。俺も昔生きてたら、東京の土地を買いまくってただろうけど。しかし、気の長い話である。
 しかし、こうした歩み寄りや、経済協力も、北の核実験によって、台無しになってしまったらしい。





 さて、朝鮮戦争時代に、爆破された汽車を今復元している最中らしく、そこに寄ることになった。
 復元作業が行われている。圧巻であった。すごいの一言。
 鉄サビだらけなのだが、確かに爆破された跡が残っていて、鉄が飛び散ったような形になっている。すさまじい。そして50年以上もそのまま放置されていたのだ。正に戦争の遺物。民間人が乗っていた汽車らしい。そのサビと爆破された鉄と、その大きさ、迫力はすさまじいものであった。歴史を感じさせられた。



 さて、自由の橋に着いた。この周りには、なんと遊園地があって、キャーーっという叫び声が聞こえる・・。
 自由の橋とは、ソウル郊外を流れる臨津江(イムジンガン)に架かる橋である。1953年、朝鮮戦争の休戦後、12,773人の共産軍捕虜が「自由万歳」を叫びながらこの橋を渡って自由の身となった。南北をつなぐ唯一の橋である。



 なぜか兵士の人形があった。ビミョウに可愛い。







 フェンスがあり、そこには、韓国の国旗や、寄せ書きや手紙などがかけられていた。そしてすぐ横には鉄条網があった。考えてみれば本当に分断されてるんだよなー。例えば俺が北海道旅行に行っている間に、日本が分断されて、その後50年間戦争状態で、絶対に東京には戻れなくなっちゃったようなもんだよな。そこに住んでいた普通の人たちには、別に何の責任も、何の罪も無いわけだ。その不条理と言ったらない。なんて書いてあるのか分からんが、こういう沢山の手紙とかを見るとテラ切なくなってしまった。本当に現実なんだなと。。。




 さて、朝鮮戦争が終わった記念の石碑とか、ナラサランとかかいてあるでっかい石碑とかがあった。ナラサランとは、国の愛という意味だろうか。愛国かな。敵がいるから、国への愛が必要なのかもしれない。国なんてそもそも人工的なものであるから。
 さて、ついにDMZ,
 JSA,北朝鮮の一角に向かう。
 その教授と、「いやー、ついにようやく噂の北朝鮮に入れますねー。」と話しながら、ワクワクテカテカしていた。
 橋に差し掛かった。迷彩服を着た若い兵士が機関銃をもって、ウロウロしている。兵士が乗り込んできて、パスポートチェックをした。オーケーが出たので、タイヤのついた障壁をずらしてくれた。バスがまた発進する。障害物が橋の上にジグザグに設置してあり、そこをゆっくり進んだ。ヘリコプターが二台、飛んできた。ヘリで北を偵察しているらしい。
 だんだん緊張感が高まっていく。この日はひたすら晴れていて、空が眩しかった。
 韓国の巨大な国旗が山の上にはためいている。そして北朝鮮も同様に国旗を掲げている。ちょうど韓国の国旗の二倍の大きさで、高さも高いらしい。



 まずバスは、国連軍が駐屯している場所にきた。若い兵士が休み時間なのか、グランドでサッカーをしている。オレンジ色の服を着ている。上官が車で通りかかると、転がったボールを取りに走った兵士は、突然敬礼をした。
 そして、バスに国連軍兵士が、乗り込んできた。二回目のパスポートチェックである。
 国連軍は、ヘルメットに、タモリのようなグラサンをしている。また横にいる韓国軍は、ジャラジャラとポケットに詰めた弾を鳴らしながら歩いている。これは、朝鮮戦争時代に、兵力が足りなかったのを、夜間に見えない敵に対して、音で誤魔化して、多くの兵がいるように見せかける為に、沢山の弾を持って鳴らしながら行動していた事に由来している。しかしそんな幼稚なトリックに引っかかるだろうかね。そして今でもその習慣が続いているのはなぜだろうか。音がすると、位置がばれて危険ではなかったのだろうか。  

Posted by らっっっきー at 23:57Comments(0)