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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2006年10月25日

もう一つの世界 ブログ論



 
 今日は時間が無いので、パパパッと書いて、寝てしまおうと思う。
 人が読む事を意識して書く文章と、全く読まないであろう事を想定して書く文章では、その内容が異なってくる。つまりある程度、かしこまった文章になってしまうのである。さて、それにしても書くことがだんだんとなくなりつつある。そして昨日は訪問者が激減した。それはそれでよいことである。
 
 さて政治的な話題が多くなってくる。それはなぜかと言えばそれだけ政治や国際問題が、ダメだからだ。もし共謀罪などを強行採決しようとするような政府ではなくて、いかにして若者の雇用を増やすか、国全体として向かうべき、希望が持てるような方向性を提案してくれるような、新興宗教と関わっていないような、特定の団体に既得権益を移動させるわけではなく、外国の為にだけ頑張るなどということはない、善政の時代であったならば、日本人はそんなに政治に興味を持たなかったのではないだろうか。
 不正につぐ不正。嘘と偽り。人殺しと自殺とギスギスした世の中。そんな暗い話題をこれでもかこれでもかというほど喧伝し、それでいて権力の腐敗を覆い隠し、大衆をバカ化させるために奔走するようなメディア。政権を賛美し、ドラマまで作り、ハジもガイブンもなく、権力におもねるだけのメディア。それは正に北朝鮮のような、オウム真理教のような社会である。
 
 このような時代だからこそ、多くの人が政治に興味を持ち、世の中に興味を持ち、なんとかならないだろうかと考えるのである。

 いつの世にも悪が蔓延って、悪化が良貨を駆逐するのは、人の世の常であった。そしてブロガーは、ただの一般市民であり、バラバラで、政治的な力を持つまでに成長しているわけではない。そしてブロガーとなるためには、ある程度の知的水準が必要なのである。

 皆仕事で疲れた後に、ボケーっとテレビを見て、適当に新聞を、義務程度に読んで、それで投票日には、マスコミで言われたとおりに、自民党に投票するか、そもそも選挙なんて行かないかである。彼らを責めても、変わらないような気もする。

 だから結局はメディアを握ったほうが強いのだ。国民とは沢山いすぎるのだ。一億人もいて、それぞれがバラバラに喋ったりしても、共通意識を作るのは、なかなか大変だ。まとまったように見えても、全員が全員と喋るようなことはできなくて、隣にいるもの通しが、コミュニケーションをとるようなものである。
 例えるならば、野球場にいる観客のようなものなのだ。電光掲示板で右に行け。と言われれば、ダダーっと大勢で、右に行くし、左に行けーといわれれば左に行くようなものなのだ。
 その中で考える能力のある者、自分で情報源を見つけて、大きな電光掲示板だけに頼らない者。それがブロガーだと思う。(まあブロガーと言ってもブロガーの一部。そしてネットを使わなくてもそういう事ができる人もいる。)
 だから、何とかして影響力のあるブログが無いとダメなのだ。きっこなんてその象徴ではないだろうか。有名人であり、だから沢山の人がみる。そして影響力がある。マトモな神経があり、かつ青臭い正義感。ブレることのないキャラクターが大事なのだ。利権に惑わされず個人だからこそできることもある。
 
 日本は終わったというような、悲しい気持ちになる土岐がある。しかし第二次世界大戦で負けたときほど、終わっているわけではないであろう。
 カナダの代議士ダレールが言っていたように、イランの大統領が演説していたように、「希望」というものが、大事なのだ。そして何よりも賢くなければならない。そして皆が自分の頭で考える事だ。そしてメディアに騙される事が、もっとも愚かな事であろう。

 かつて俺が中学生の時、気づいたのは、世界は自分が見ている現実世界ともうひとつ別にあるのだと言う事だ。それは、実際に目で見て、耳で聞く現実の世界ではなく、テレビ、映画、新聞、本、雑誌を通して、ほとんどの世界はできているということだ。つまり本物を見ているわけではなく、メディアを通して、世界を知っているのだ。それは、一人の人間にとって、もうひとつの世界、つまり第二の世界なのだ。俺はだからこそ沢山の生の世界を少しでも知りたくて、世界を旅したりした。

 そして俺は最近第三の世界があることに気づいた。それは、インターネットの中の、個人が発信し、個人がコミュニケートするネットという世界である。それは第二の世界とは、少し違うのだ。つまり第二の世界というのは、結局企業であり、利潤を追いかけ、政府の圧力に弱いのである。というよりは、むしろコントロールする側ソノモノと言っても良いのだ。耐震偽装しかり、ライブドアしかり、権力追従の姿勢しかりである。

 今は反メディアとしての第三の世界が非常に重要になってきている。この傾向は、加速するであろう。だからこそそれを権力側が恐れ、それを潰そうとするであろう。それに抗して、このような世界が世の中を動かすような本当の強い力に成長することを願うのである。

   

Posted by らっっっきー at 22:57Comments(0)社会