さぽろぐ

新聞・ニュース  |札幌市北区

ログインヘルプ


スポンサーリンク

上記の広告は、30日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  
Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2006年10月17日

北朝鮮の暴発理由を大分析してみた。



 北朝鮮が核実験を行った件について書く。皆さんご機嫌麗しゅう御座いますか。
 さて本題。色々な意見が多くて、わけが分からない。まとめてみようと思う。どのソースを当てにして良いのかも分からない。


1)世界中で、核ミサイルを持っている国が沢山あるんだから、そんなに騒ぐなよ説。

アメリカ 10600
ロシア   8400
中国    400-450
フランス  288
イギリス  200
イスラエル 200
パキスタン 48
インド   30-35
出典: Kalla:Stop the War Coalition
であるから、北朝鮮が一発や二発持ったところで、別に大した問題じゃないんじゃないの。という説。

 確かに、中国が既に沢山持ってるし、アメリカも持ってるし、アメリカに日本は落とされてるんだから、そっちの方を心配してないで、核実験しただけの国に対して、騒ぎすぎなんではないのというのは、分かる気がする。落とされたら死ぬーとか言って、ファビョってる人も結構いるんだけど、じゃあ何でアメリカに核落とされるー!! とか中国に(ry ロシア(ryとか、ずっとファビョってないんだろうという話だ。そうしないとバランスを欠くよね。単に持ってなかった北朝鮮が持ったから、ビビってるのか、北朝鮮は日本の敵っていう位置付けだから、ビビってるのか、どちらにせよあまり理性的なビビり方ではないよね。そんなものないか。。。
 ちなみにアメリカは、今年の8月に核実験を行った。そして長崎市長は、ブッシュに対して抗議文を送っている。


2)北朝鮮を経済制裁などで締め上げて、今度は戦争だ!!!説。

 まあなんということでしょう。過激すぎ。中国とアメリカで北朝鮮を分割統治するという説まである。そして自衛隊も参加するとか何とか。。。まず第一にアメリカと中国のやる気がどうなのかという事だ。イラクとアフガンで泥沼アメリカにやる気はないんじゃないかな。ブッシュは、こう言っている。
 「なんで俺が北朝鮮のことを心配しなきゃならないんだ?」(ボブ・ウッドワードの最新著作『State of Denial: Bush at War, Part III』より)
 つまりこいつは、資源の無い北朝鮮になんて、関わりたくないって言っていたのだ。
 さてインド・パキスタンが核実験を行った時はどうだったのだろう。当時は、米国と日本が直ちに経済制裁を含む厳しい措置を講じた。そして1998年6月6日、国連安保理は、日本を中心とする非常任理事国4ヶ国が共同提案した、インド・パキスタンの核実験を非難し、核不拡散体制の堅持などを求める決議案を全会一致で採択した。
 そしてその後、2006年3月に、インドを訪問したブッシュは、インド政府との間で、アメリカが持つ原子力の技術と燃料をインドに供与する協定に調印したのだ。この協定によってアメリカは、インドに対し、日本に対してと同じぐらいの、制限の少ない核技術の供与を行うことになった。
 これを考えると、核実験したぐらいで、戦争になるなんて、非現実的ではないかな。もちろんインドと北朝鮮の違いを考慮しなければならないだろうが。

 また中国と韓国の動きは・・・。中国の胡錦濤国家主席は13日、北京を訪れた韓国の盧武鉉大統領と会談し、北朝鮮の核問題について「対話を通じ平和的に解決し、朝鮮半島の安定的非核化を目指す」との認識で一致した。という事で、そんなに鼻息を荒くして、戦争と言っているのは、2ちゃんねらーのネットウヨぐらいではなかろうか。。。或いは産経新聞もとい惨系新聞ぐらいかな。
 俺が前に書いたように、どうせマジで攻め込んでも泥沼化するだけなので、日本は関わったらロクなことにならないと思う。


3)安倍に対する北朝鮮からの応援だ説。
 人気が捏造されている"嫌われシンゾーの一生"政権にとって、北の暴走は願ってもないほどの贈り物だ。だから、これは北と密接に結びついた安倍とが、共同で仕組んだ自作自演の茶番劇なのだ説。
 確かにミサイルを数発撃ったぐらいであれば、それもわからないでもない。しかし日本だけではない。中国・韓国・ロシア・アメリカや、世界各国や国連にまで、影響を与えるような暴走をするだろうか。そして誰が得をするのだろうか。
 と考えると、実際に戦争をしてしまっては、互いに損でしかないが、戦争戦争と煽るだけで絶対に現実の戦争はしないという戦略を取ると、戦争利権を生み出そうとする日本側に取っては非常に都合が良い事になる。そしてその為の核実験(偽装の疑い有り)であり、アメリカも日本もそれを知りながらやってるという可能性もある。
 そうなると、中国の立場が無い。中国はメンツが丸つぶれである。そりゃー怒るわ中国。北朝は、そこまで中国のメンツ潰しても良いんですか?? これが今回の一番分からない所である。こうなると、誰と誰が仕組んでいるのか分からない。

 しかも安倍は、なぜか速攻の中国訪問をしている。そして中国の新聞では、コイズミと比べて安倍は偉い!!などと書きまくっている。となるとますますワケが分からない。中国-日本-アメリカは仲が良い?? そして日本-北朝は裏で繋がっている(統一教会繋がり)?? 中国-北朝は親子のような繋がりである。となると、全部仲が良いことになってしまい、分析死亡!!!である。
 こうなると、そもそも心配する必要なんて、まるっきり無いんではないかという気もしてくる。。。


4)日本が再軍備して中国と組んで東アジアの秩序形成する為の儀式だよ説。

 で、考えた結果こんな感じになった。田中宇も似たような事を言っているが。
 アメリカは、世界の覇権握るのがマンドクセーとなって、投資先を作りたいウォール街のおっさんどもが、世界を多極化して、東アジアは東アジアで勝手に秩序作ってくれという方針になったので、日本からアメリカ軍を撤退させ、日本を再軍備化して、中国と関係改善させて、東アジアを切り盛りする役目を、日本が負う事になった。その為には、イベントが必要である。なので、北もこのままやってくのは、マンドクセーって感じなので、もういいやってなって、アメリカのシナリオに従う事にした。それで暴走役を引き受けた。そして中国と日本は、結託して、共通の敵としての北朝鮮に対して、協力して対処する事にした。
 中国としてもこれから発展する為に、東アジアの中心となるのは、ウマーだし、日本政府はアメリカの言う通りに動くので、「あ、そういう事になってるんですね。」と一瞬で納得したのかもしれない。
 なので、アメリカも中国も日本も北朝鮮も全部事情が分かっていて、台本の役割通りに、うまく動いているのかもしれない。

 ◎未来予測・・・北朝鮮は更に暴走する役割を果たす事になる。そして日本はパニックになったフリをして、国民を煽りまくるかもしれない。そして攻められたー!!ギャーと騒いで軍事力を増強するであろう。そして軽い戦闘(全部ヤラセ)が始まり、劇的に日本側は、勝利を収めた事にして、国民に勝利を味わわせ、戦争ってぶっちゃけ楽しくね?という世論を作り出していく。そして更に軍事力を増強する。で、中国と組んで日本は東アジアの仕切り役となる。ちなみに統一教会とか層化とかが、これらのシナリオ遂行役となる。。。もちろん戦争なので、ちゃんとパニックを作り出す為に、日本の都市は幾つか犠牲になってもらう。とかね。うーむ。どうも妄想の域を出ない・・。


5)北朝鮮の瀬戸際外交の真骨頂だよ説。

 北はこれまでにも核・ミサイルをちらつかせて、ぎりぎりの外交戦術で、相手の譲歩を引き出してきた。アメリカは金融制裁などやってる。なので、核実験を行い、アメリカが攻めて来ないことを予測しながら、金融制裁解除や、食料支援などを引き出そうとしている。要はくれ!さもなくば撃つ。ということである。GIVE ME THAT OR I'M GONNA SHOOOOT YOU!!
 という事である。北朝鮮のメリットとして、アメリカと交渉するカードを核保持によって、得ることになるのだ。


 まとめ。それにしても謎である。北の暴発はバカっぽい。
 ABCD包囲網によって、日本が追い込まれたように、あまり北を追い詰めない方が良いという気もする。
 また何を本当か分からない状況で、とりあえず「戦争反対」と叫ぶのは、とても意味がある事だとも思う。

 以上。  

Posted by らっっっきー at 22:59Comments(0)戦争とか世界とか