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2005年06月11日

3年前のデモの日記



2003/1/18 反米デモの話
前日にポスターを作った。アメリカの三人の糞野郎に対し、FUCK YOU!!!!と言ってやるというコンセプトで製作した。前々から大声で言ってやりたかった事を書いた。【石油の為に人々を殺すな。】【お前らが世界を支配できるなんて考えてんじゃねーよ】と。
ワクワクする気持ちがあり、eさんを誘ったら、喜んで参加する事になった。ただ怒るだけでは、あまり教養があるように思われない。よって、イラク戦争にまつわる様々な文書をコピーして持参する事にした。
一時半に日比谷公園に待ち合わせであった。行ってみると、様々な左翼団体、右翼団体、オカルト系団体のひしめく様な、異様な場所であった。制服工場委員会のアイドルになりたいけれどもなれないような、微妙な中学生ぐらいの女の子たちがいた。黄色いNO WARのポスターを抱えて叫びながら走る人がいた。民族楽器を鳴らして踊る若者たちがいた。何故か輪になって腕を組んで20人ぐらいで回っている若者がいた。ちょっとキモかった。テレパシーで世界を平和にする力を送っている教祖を奉る団体に勧誘された。「テレパシー関係は結構ですので」と言って断わってやった。ものすごい声量のある女性ボーカルがオリジナルであろう歌を熱唱していた。
自分のオリジナルポスターは如何な物であろうか。eさんに見せたら、「過激だよ。お前、それは。」と言われる。それは望む所なのである。さりげなく、上にかざして、コンサート会場で周りに見えるようにする。のぼりを掲げた団体が沢山いる。全く関係ないのぼりもある。国鉄職員に対する保障を白など。
そして、ある美しい女の子に、自分のポスターを配ってみたので会った。多少、躊躇いはあったのだが。その女の子は、大学を卒業した後に、就職するも仕事を辞めてしまい、今は無職のフリーターになっているらしい。色白で小さくて細くて、眼が細くて、眼鏡をかけているので、まるで、fさんのようではないか。萌える気持ちが無かったと言えば嘘になるのであった。そして、同時にまあまあ、ちょっといけてないような部分も否めないのであった。彼女はあまり物知りとは言えなかったが、ようは、一般人がこのような場所に来ていると言うのが、特筆すべき事なのであろう。我と同類である。彼女が言うには、アメリカのイラク侵攻の残虐非道性、弱腰のマスコミ、横暴なアメリカの外交政策、人々の第三世界に対する偏見など、様々な世界における問題に気づき始め、講演会に参加したりして、良く分からないながらも、問題意識を持ち、このようなデモに参加してみたのであった。彼女の名は何とかトモミというらしかった。まあ、要するにこれは一種のナンパなのであった。eさんと言えば、今日一日はナンパ目的でもあったので、俺がこのように第一突破を試み、ある程度成功している事は、我々にとって幸先の良い一歩なのであった。彼女は可愛かった。そして、自分の好みであった。彼女の電話番号を聞きだし、後日電話して、盛り上がり、デートの約束をして、食事をした後に、ホテルにでもいって、そして、末永く楽しく美しい付き合いをする事も可能だったかもしれないが、彼女を我は見失ってしまったのであった。彼女は彼女の言う友達、つまり男とどこかに消えてしまった。俺は彼女のように結構可愛い女の子と頑張って話そうとすると、酸欠状態になってクラクラしてしまうのであった。
さて、大会場に移動する時にeさんは、マルクス主義を標榜する中年の男に付きまとわれているので会った。そもそもこのような怪しい人間がこのような場に存在していることは予測済みであった。トモミちゃんと共に話しながら大会場に行く時、イギリス人の二人組が我のポスターを見て、NICEと言ってくれるのであった。やはり、俺が思うに日本人は日本語でイラク反対だとか書くか、マイルドな英語で訴えるかであり、過激な人たちはあまりいないのであった。俺は俺が言いたい事を正直に表明したのである。彼らのやる悪逆非道な計画に対して、もっとも言ってやりたい言葉とは、「FUCK YOU」ぐらいしか、思い浮かばない。またEMINEMのAMERICAという曲の中にFUCK YOU, CHENEY!!というフレーズと言うか叫びが出てくるので、それをぜひ俺が引用して言ってやりたかった。そして、その意味の良く分かっている人々は、その正直さに関して、いたく心打たれるものがあったのであろう。デモは怒りであって、意思表明であって、ルールを無視しやがった無法者に対して、言葉、そして行動で持って意思表示をすると言うことである。俺の言葉が彼らに届けばいいと思う。
さて、15枚ほど、あったポスターはあっという間に無くなってしまった。dと言うカメラマンも持って言ってくれた。日本人のさっき輪になって踊っていた女の子たちも、持って行ってくれた。握手もしてくれた。このようなポスターを作る人は意外と少ないようであった。まさか、深夜にパパパッと思いつきで作った適当で笑ってしまうようなポスターがこんなにウケルとは思いもよらなかった。白人のお姉さんたちも持って行ってくれた。高校生男子が一人で参加しており、彼にも渡してやった。フランス人がフランス語で「ブッシュはアホだから、脳みそをどこかで買った方がいいんじゃないか」と書かれたプラカードを持っていた。
さて、いつの間にかfちゃんが男と何処かへ行ってしまい、我々はポスターを増刷するためにコンビニを探しに行くのであった。外堀通り沿いに、ローソンがあった。そこで、金という中国人らしき若者に粘着テープをもらい、拡大カラーコピーしたものを背中に張る事にした。つまり、ポスターをワードで作り、印刷し、それを拡大カラーコピーすれば、立派な巨大なポスターが出来上がるのであった。これは応用が利いて、ネットで良い画像があったら、コンビニのコピー機で立派なポスターが完成するではないか。伊藤家の食卓に応募できるようなネタである。
そして、コージさんと道行く人にこのポスターを配っているので会った。白黒でA3の大きさもあるのだ。
たまに、自分のポスターを背中に張ったりしている人がいて驚く。FUCK YOU, BUSH!!!!という言葉に共感してくれる人がいるのだなと思い、嬉しかったし感動した。マークスというカメラマンは、カバンにカラー版の俺のポスターをつけて、歩いているのだった。
一番感動したのは、道行くデモ行進をガードレールに座りながら眺めている、白人の十代と思われる小さな黒髪で眼鏡をかけた女の子にポスターを渡した時の事である。このような過激な言葉を書いたものを受け取ってくれるのだろうか、と思ったのだが、受け取ってくれた。本当に色が白くてメガネが可愛くて、美しくて仕方が無いほど美しい白人の女の子であった。そしたら、笑顔でPEACE!!!!と言って、ピースサインを出してくれたのだ。俺もピース!!と言って、ピースサインで応じるのであった。これは、1969という映画で、ウィノナ・ライダーが、ベトナムに向かう兵の集団に向かって、車から体を乗り出し、ピースサインを出し、兵たちがそれに応じてピースサインを出した時のような、平和という一つの価値を共有し、分かりあったような、感動があった。そう、彼女と我は、平和という価値観で共感したのであった。そして、常々我が主張しているように、世界で最も美しいのは、白人の十代の女の子であり、笑顔で我にピースサインをする彼女は全く天使のように美しかった。
そして、銀座を歩く人々に自分のポスターを渡す。つまり、自分の叫びを書いたものを配っていることに果たして何の意味があるのかと思う。イラク侵攻に対するアメリカの非道性を詳細に書いた情報があるわけでもない。何かの集団に勧誘しているわけでももちろんない。政治的主張があるわけでもない。ただ、アメリカの計画に心から怒りを叫んでいるのだ。まあ、このコピーが回りまわって誰かの眼に止まってくれれば良いとは思う。要するに日本人も怒っているのだと言うことだ。
太鼓を叩き、伝統舞踊を踊る集団、白装束で太鼓を叩き歩く集団、キリスト教徒たちの集団、教育団体などなど。に外れながら、歩道を歩き、ポスターを配り、主に若い女の子をターゲットにポスターを配り、共感してくれるカップル、全く無視して逃げるように去ってゆく綺麗な女性、外国人の美しい背の高い少し老けた女性ももらってくれた。また、写真展があり、女性カメラマンが撮った女性の写真を展示していた。刺青の背中のヌードなど美しく、良い寄り道であった。そして、背中に書かれているものを笑われたりしながら、再び、日比谷公園に戻ってきた。再びさっきの高校生に会った。
そして、大会場でキリスト教の司祭の人、訳の分からないモノマネ芸人、イラクから帰ってきた日本人、人間の盾に成る為にイラクに行こうとしている高校教師、アメリカの戦略を解説してくれる人などの公演、勢いだけの結構無意味な若者のダンスと掛け声、オバサンのヒステリックで感情的で自己陶酔的なアメリカ批判などがあり、眠く疲れながらもやはり聴くべきものはあった。
そして、沖縄から来たらしい沖縄の弦楽器を弾き語りで、「花」などを歌う有名らしい歌手が最後に登場した。我々は、前に陣取り、座って聴くのであった。そして、最後に盛り上がる曲になり、皆両手を上げてステージに上がり、踊り狂うのであった。我々もステージに上がり訳も分からず、踊りかつ叫ぶのであった。何だかなあ・・・。という気持ちが無かった訳ではないが、まあ、せっかくなので、こういうのもありかもしれないなとは思った。
そして、終了。こういう一日もまあありかも知れない。
ポジティブに考えれば、このようなイベントを続けて行く事が肝心であるから、娯楽的、祭的雰囲気があるのは、悪い事ではないのだろう。
要するに我が信じるに、アメリカは国家的戦略で、情報戦を展開し、日本の糞マスゴミを支配し、反戦ムードを抑え付け、北朝鮮という弱小国家に国民の眼を向けさせて、イラク攻撃の糞アメリカの残虐非道性から眼を逸らせようとしている。纏めれば、石油を確保し、兵器を消費する事により、アメリカのエネルギー戦略に取ってプラスとなり、軍産複合体という巨大な人々は儲かり、ブッシュの支持率はアップし、何れにせよ政策を行う人間と利益を得る人間が一致している事から、とにかくイラク戦争は行われるのだ。つまり、それはエゴであり、金であり、残虐性であり、世界支配の幻想であるのだ。
良くもまあ日本の糞マスゴミは、アメリカを肯定するし、フセインが悪であると言う、馬鹿な妄想プロパガンダを垂れ流しにするものだ。
イラク周辺にアメリカ軍は既に展開し、兵器はあり、物資もあり、攻撃を仕掛ける事は可能であり、マスコミに情報を隠蔽することも可能であろう。既に周辺諸国と交渉を行っており、在トルコ米軍基地の使用に関して、クルド人問題を絡めて、交渉が難航しているらしい。この戦争でトルコの受ける損失をアメリカが補填する事、そして、在イラククルド人が石油利権を獲得して力をつける事が無いように、アメリカに要請しているらしい。
結局世の中に失望せざるを得ないのは、物事は金と利権で動くしかないのかも・・・と思い知らされる時である。論理のレベルは一般市民と政治レベルでは全く異なるのであり、このようなデモが意味を為すのかと思う。こいつらを見ていると、自己満足でやっているような奴らばかりではないかと思う。まあ確かに真面目に考えている人もいるのではあるが。


THEY COULDN’T STOP HITLER; WE HAVE TO STOP THE HITLER BUSH!!!!!
WE HAVE TO MAKE AN ANOTHER WORLD.

全てが死に収束するならば、この世には何の救いも無いではないか。人にすがり、物にすがり、神にすがり、技術にすがる。我々は忘却と無視と無知にすがっているのではないか  

Posted by らっっっきー at 11:26Comments(0)戦争とか世界とか