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2005年04月05日

ブラックホークダウンという米の洗脳



28 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

アメリカ最低, 2005/02/08
レビュアー: 穂   神奈川県 Japan
バレ政権時代には米国の石油企業は、領土の三分の二にあたる地域の石油探鉱権を獲得していた。『希望回復作戦』の目的の一つは石油企業の投資と利権を擁護することにあった。
つまり利権など無かったわけが無いのだ。911以後のアメリカの雰囲気を考えれば、この映画が単に戦争の現実を描いた、反戦映画なはずがない。それはナチズムのようなトンデモ侵略テロ国家の単純な国民性を、誤解している。
随所に描かれる安易なヒロイズム、ソマリア人の悪魔のような描き方、一方的なアメリカよりの視点など、虫酸が走るような描写が多い。
これをオウム真理教の地下鉄サリンテロに例えるなら、オウムの実行犯である米兵は、サリンを地下鉄に撒いて、通勤客(ソマリア人)1000人ほどを殺したが、可哀想な事に、警察や通勤客の反撃(ソマリア人)に遭い、19人もの実行犯が死んでしまったという事になる。

通勤客1000人を殺害したオウム実行犯は、権力に操られていただけで悪いわけではないし、実行犯同士の極限状況下での熱い友情や自己犠牲は感動的でした。
まあその過程で、殺された通勤客ら1000人くらいは、ストーリーの中でそれほど重要でも無いし、19人もオウムの実行犯が死んじゃったんだから、まあお互いさまという感じです。ゲホゲホ苦しんで、逃げ場も無く理由も無く殺された1000人の人たちの苦しみ、その家族の苦しみなどあまり描く時間はありません。
19人もの実行犯が死んだので、1000人くらいしか死んでない地下鉄通勤客は、結果として勝利しました。
教訓として、地下鉄サリンは良くなかった。なぜなら19人も死んでしまったから。彼ら実行犯たちは、何故戦ったのか、それはオウム実行犯たちの家族や友情の為なのだ。

結局アメリカ最高など言う奴は、無差別テロ最高というようなものだ。


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ってのをブラックホークダウン見た後で、AmazonのDVDレビューに書き込んでみた。そして賛同者は少ないのであるがまあいいか。ぬはははは。
もし、大量殺人が発生して、それを人々が聞いて、逆に殺人者が可愛そうと思うように仕向け、その大量殺人に対して、意識がいかなければ、それは大量殺人の首謀者や関係者にとって、都合が良い事であると思う。
正義など無いのだという人がいる。いやアメリカの言う正義とは、自国の大量殺人を覆い尽くして、その大量殺人者である自国は、大量殺人をしていながらも、とにかく正しいと宣伝するための道具がアメリカの正義であろう。
或いはそれが間違っているという事は、論理が別の話であって、それに意識を集中すべきでないと、人々の関心を逸らす事の方が重要かもしれない。

さて花火と同じように、プロレスと同じように、ホラー映画と同じように、戦争を描いて、その楽しさに夢中になって、戦争娯楽として最高だという人がいる。それは、はっきり言ってとても、分かる!!!!! (このあたりで意見がぶれてしまう気もする) はっきり言って、人間は、殺人や暴力が大好きである。っていうか、人殺しは楽しい! 最高の快感だ!! ってのも、人間の本性、生まれ持った本能として、正しいと思う。(特にオスはそうだろう)

しかし!!!
『泥沼の戦場でも決して消えることのない兵士たちの友情は観ててとてもカッコよかった。アメリカ主義とかそんなの抜きで純粋にカッコいいと思えた。』
という感想の人がいるように、米兵よりに観客が共感するようにできている。(当たり前だが・・)
これにより、アメリカ正義はどうだか分からないが、米兵はいい奴なのかもしれない。と言った盲目的な感想・感情・感覚を人々が持ってしまう所が罠なのである。

地下鉄サリンの犯人がカッコイイとか思うことは絶対ないだろう普通の人は。小学校に侵入して、子供何人も刺し殺したおっさんが美化して描かれる事もないだろう。
でも殺人は殺人である。同じ事なのである。
例えば俺は人間の本性としての残酷さが存在することは、認識していて、それを娯楽にする事も知ってる。だから、GTA3とかGTA vice cityみたいに、人を殺しまくるゲームが馬鹿売れしてて、チェーンソーで一般人を何のリスクも無く殺しまくるゲームが、実際やってみると、メチャクチャ面白くて、すぐ殺人の気持ち悪さなんて、慣れて、楽しくなってくる事とかも知ってる。
でもね、楽しいからやって良い事ではない。ってゆーか、楽しいからこそ、やらないように歯止めが現実社会ではかかってるし、最大多数の幸福ということを考えれば、殺人はやってはいけないし、国際社会においても、当然同様に、殺人戦争侵略虐殺などは、平和を築く社会において、やってはいけないと、一般市民の日常感覚としても心からそう思うし、国際法のレベルでも、国連の規定にあるように、それを禁止している。

だから殺人は殺人なのであって、それをイメージでカッコよくして描いて、人々をアメリカの戦争に対して、無批判・盲目的になるような、このような映画は、とにかく受け入れがたいのであり、地下鉄サリン事件に準えて、アホみたいにカッコイイと言ってる奴に警告を与えたいと思ったのだ。

アイディード将軍を悪者にする手法は、カダフィであったり、東条であったり、フセインであったり、カストロであったり、スターリン、ミロシェビッチ、あるいはダースベイダーであったり、単なるずっと続いてきた敵を悪魔化し、敵と記号化する典型的なやり方である。ってゆーかよく知らないので、何とも言えないが、そんなもんだろ。
で、アメリカが自国の利益無しに侵略するわけないだろと考えると、まあ単に石油目的かなんかだったんでしょー。イラクと一緒だろ。違う理由が無い。
珍米ポチは、アメリカの宣伝を鵜呑みにして、正義とかノタマウので、手に負えんというか、バカ過ぎて、アホだ。

『フートは「どうせ社会は戦争中毒と罵倒し、俺たちのことを理解できねえ」と社会の評価なんか期待しない。そんな評価がなくても腐らず意気揚々と仲間の救出に赴く。』
だからナルシストになるしかないどーのこーの。と言っている。まあこの人も結局殺人アメ兵を、何となく共感してしまってます。

『この作品(監督)が言いたいのは「軍事介入の難しさ」と「戦争の現実」だと思うな。』
と言ってる人。映画で戦争の現実が分かった気になってしまうから、洗脳なのだと思う。この二つが言いたかったんだろと、推測してみているこの人は。でその正解は無いわけだ。それは一つの側面ではあるかもしれない。で、それに伴い生じているアメ肯定、アメに共感、アメ兵に共感というのがあって、それが気色悪い! 殺人肯定して覆い隠しやがってムカつく偽善アメ共が! プロパガンダ映画だと思う人もいるわけで、そういう人たちは、軍事介入が難しい事も理解しているかもしれない。

これはある木から毒の果実が出ているとして、
Aさん 「これは木なのだ。Bはそれを理解していない」 と言う
Bさん 「この木の実からは毒が出ている」と言う
BはAの言う、これは木である という事を理解しているだろうか。当然理解している。そしてさらにこの木の果実からは毒が出ているという事も理解しているのである。Aはその木に対して、ある一つのレッテルを貼っているが、その木を言い尽くしたわけではない、それにも関わらずその木に対してさらなる理解をする人間を間違っていると決め付けるのである。



はーもう疲れた。何でも書くのは楽しいな!!!  

Posted by らっっっきー at 22:37Comments(0)戦争とか世界とか