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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2004年09月06日

「辛い」とはどういうことか????

109ragout.jpg

辛いというのが、どういう事なのか調べてみました。引用元は忘れました。

唐辛子⇒カプサイシン
マスタード⇒シナルビンが水存在下で酵素ミロシナーゼによりパラハイドロキシオキシベンジルチオシアネート (弱揮発性)
ワサビ⇒シニグリンが水と酵素ミロシナーゼによりビンアリルイソチオシアネート  (揮発性)
他にも、こしょう ( ピペリン ピリッとしたシャープな辛さ )
     ジンジャー(ジンゲロン )
     さんしょう (サンショール)
それぞれの化学物質が受容体に作用 

◆カプサイシン
 いったいどうして僕たちが辛いものを食べると、辛いっ!と感じるのだろうか?カプサイシンが辛さの原因であるが、そのカプサイシンが痛覚刺激に反応する神経細胞の表面にあるバニロイド受容体(VR1)と結合する時に、辛味(痛み)を感じるのだ。カプサイシンと、VR1が結合するときに、ナトリウムイオンとカルシウムイオンが、神経細胞へ進入すると同時に神経伝達物質(neurotransmitter)が分泌される。簡単にいうと、カプサイシンが神経細胞にシグナルを出すようにと働きかけるのだ。
   このVR1は激辛い感覚を得るために存在するだけではないのだ。身体に不利益で害のある高熱の有機物に対して警告するためや、免疫反応による腫れなどによる熱に対しても反応している。ねずみを使った研究によると、VR1を取り除いた、ねずみは熱に対する反応が鈍いそうである。カプサイシンは関節炎などの苦痛止め薬に含まれているが(アメリカのこと。日本もそうかな?)、カプサイシンを継続的に使用することによって、痛覚刺激に反応する神経細胞の反応を鈍くするからなのである。

◆伝播の歴史唐辛子について
唐辛子は、植物学的に言えば、ナス科トウガラシ属の多年草(熱帯では多年草ですが、冬場が寒い温帯では越冬できず一年草)カプシカムの果実です。メキシコ・中南米・西インド諸島など熱帯アメリカが原産の唐辛子は、アメリカ新大陸発見の偉業を成し遂げたコロンブスによってヨーロッパに初めて紹介されました(1493年)。西インド諸島では当時、既に相当多品種の唐がらしが栽培されていたようで、これに次いでコルテスが大変辛いタバスコという品種を持ち帰っており、その種子が各地へ広まり、現在の品種の大部分が生まれたと言われています。 わずか100年の間に世界各地に広まった唐辛子は、熱帯から温帯に至るまでの気候・風土に順応して生育し、色・形・大きさ・風味などのちがう様々な品種が生まれ、その数は2000種類とも3000種類に及ぶとも言われています。共通点と言えば、滑らかでつやのある皮を持ち、内部の空洞に数十個の種子を含んでいるということ位で、大きさは1.5センチから25センチ位まで、形状は丸いもの・角ばったもの・長いもの・細いものなど、そして熟果の色は赤色のものが多いのですが、白色・黄色・橙色・濃紫色など千差万別、辛さも唐辛子と言えば“辛い!”と想像されがちですが、全く辛味のないものから「口に火がつく」と形容されるほど強烈な辛味をもつものまであり、正に唐辛子は多種多様な植物なのです。 さてその呼称についてですが、日本における一般的な呼び名は勿論“唐辛子”ですが、様々な品種を生み出しながら世界に広まるうち、地名や性質・形状等々を表す多くの呼び名が付けられていきました。「チリーペッパー」「レッドペッパー」「唐辛子」は皆同じ唐辛子の総称名、というのが正解です。ちなみに、チリーペッパー、レッドペッパーは英名です。さらにチリーパウダーと呼ばれるスパイスもありますが、これは唐辛子にオレガノ、クミン、ディル、ガーリック、クローブ、オールスパイス、ブラックペッパーなどのスパイスを何種類かブレンドして作られるミックススパイスです。メキシコから北アメリカにかけての料理やスペイン料理などに用いられます。特に代表的なメキシコ料理、チリー・コーン・カーンには欠かせません。ところで、日本・欧米で広く知られているピーマンは、別名スイートペッパーとよばれている辛くない唐辛子の代表的な一品種なのです。しし唐も同様です。又、スパイス名では別扱いされているパプリカも、スペインの航海者達によってヨーロッパにもたらされた一品種がハンガリーへと伝えられた後、ここで品種改良され、ハンガリーの特産品になったものです。


◆唐辛子以前の東南アジア料理
朝鮮半島ではサンショが使われていたみたいです。日本ではダジャレで「辛国」と呼ばれるほど昔から辛いものが好きだったそうです。
インドは主にコショウが使われていたようです。でもコショウだけじゃあの強烈な辛さは得られなかったでしょうね。
東南アジアについては手元に資料が見つかりませんでした。あったと思ったんだが・・・。なんか「トウガラシだけはコロンブスよりも先にタイに到達していたはずだ」という説を唱える学者もいるらしいです。
アマール・ナージ『トウガラシの文化誌』(晶文社、1997)を読めば、ほとんどの問題は解決するはずと思いますが、私はまだ読んでないのよ(トホホ)。
タイ料理−トウガラシ=フィリピン料理?確かにトウガラシを抜くとアラ不思議、あの甘ったるいココナツ・ミルクががぜん前に出てくるはずですもんね。これで納得か?

◆ところで中南米−>ヨーロッパ−>インド−>東南アジア−>中国と来て、途中のアラブ料理はなぜあんまり辛くないかというと、トウガラシはアフリカ回りでインドに到達したからでした。

◆四川料理の巻
石毛直道先生の『ハオチー!鉄の胃袋中国漫遊』(平凡社、1984)にありました。
サンショです。四川はサンショの産地で、昔からサンショを使った辛い料理が好まれていたんだそうな。本場の麻婆豆腐はサンショで辛みを出すと書かれているが・・・、しまった!成都では麻婆豆腐食わなかった。というわけで本場四川の麻婆豆腐情報求む!

◆アフリカ⇒唐辛子が出てくるのはただ一度、「力まかせのフーフー;ガーナ」のみ。辛くて熱くてフーフーするんで「フーフー」。この辛い雑煮餅があるのはガーナ、ニジェール、マリ、ナイジェリア。西アフリカ。やっぱり欧印航路上の国とその近くですね。

◆朝鮮半島編
鄭大聲『朝鮮半島の食と酒』(中公新書、1998)
ここに朝鮮半島にトウガラシが伝来したのは日本からだった、という話がありました。16世紀半ばポルトガル人が九州にトウガラシを持ってきました。それがすぐに朝鮮半島に伝わったようです(1613年の李[日卒]光『芝峰類説』にそういう記述があって、最初は「倭芥子(ウェギョジャ)」と呼ばれていたそうな)。日本でトウガラシがはやりはじめるのは16世紀末。実は秀吉の朝鮮侵略(壬辰丁酉の倭乱)の時に、本州から行った連中が珍しがってトウガラシを持ち帰ってからなんだそうな。で、日本では逆に「高麗胡椒」と呼ばれたってのがおもしろい。
キムチはトウガラシを使わない昔は、ただの野菜の塩漬けだったようです。それでも、すでに山椒・胡椒・ニンニク・蓼(たで)なんかの辛いものを漬け物に加える習慣はあったんで、トウガラシがこれに仲間入りするようになったというわけ(新参者のくせに今ではデカイ面をしてる)。で、今のような真っ赤なキムチになっていくのは18世紀頃からだそうです。それにしても赤くないキムチ・・・、今も半島にはあるんでしょうか?北朝鮮ではあまりトウガラシを使わないという話も聞いたことがありますが、どうなんでしょう?

◆何故広まったのか
歴史的に、香辛料の用途はまず食品保存防腐剤だった、その最強力親分が唐辛子ですね。だから、内陸の塩が貴重だった所はきつい。四川、貴州のモノ凄さもそうでしょう。海辺で魚捕った連中は、海水つけて日干しすればよかったんで、あまり必要なかったんでしょう。  

Posted by らっっっきー at 14:20Comments(0)食文化

2004年09月06日

強盗殺人とアメリカとイラクと日本

iraq46.jpg

 例えるならば、アメリカは強盗、イラクは銀行、石油は現金、大量破壊兵器は銃である。
 強盗アメリカは、イラク銀行に対し、お前らは持っている銃を捨てろと言った。(その銃は以前アメリカが与えたものであった。)イラク銀行は、しかたなく銃を廃棄した。しかし強盗アメリカは、イラク銀行がまだ銃を隠しているという理由でもって、自らの大量の銃を用いて銀行を襲撃した。一方的に銀行の行員は虐殺された。
 銃を捨ててしまった銀行は、なすすべもなく強盗の手に落ちた。襲撃後、もちろん銃は見つからなかったが、強盗はそんな事は気にしなかった。そして強盗アメリカは世界第二位の豊富な現金(石油)の入ったイラクの金庫を奪おうとした。
 強盗に襲われた後、傷つき生き残った行員の中には、新しい体制で生きていこうとする者がいる一方、いまだ抵抗する者も多数いた。
 ここで、強盗アメリカに従う、根は真面目で優秀な弱いチンピラ日本がでてくる。強盗アメリカはチンピラ日本に銀行の支配を手伝うように強要したのであった。
さて、これから何が起こるであろうか。チンピラはイラク銀行の傷ついた人々の為に、良い事をしてあげたいと思っている。このチンピラは、服従した行員にとっては、助けとなるかもしれない。だが、結局チンピラは強盗の子分に過ぎないのであるから、抵抗する行員にとっては、追い払うべき弱い敵である事に変わりはなく、簡単に殺されるであろう。
 強盗は言った。「私たちはあなたたちを自由にする為に来たのです」 そう言いながら彼らは一人の行員を踏みつけ殴り殺し、他の行員の口にテープを貼り、後ろ手にロープで縛った。
 強盗は言った。「私たちはこの銀行を建て直します」 そう言いながら彼らは武器を使って建物を破壊していた。
 強盗は言った。「私たちは貴方たちの意思を尊重した制度の銀行にします」 そう言いながら彼らは自分たちの子分を銀行の頭取につけ、行員の意見は無視した。
 強盗は勇気ある行員たちに何度も反撃された。だが、その度に強盗はぶち切れて、自分の強力な銃を乱射して無差別にイラク銀行の人を殺すのだった。  

Posted by らっっっきー at 14:09Comments(0)戦争とか世界とか

2004年09月06日

宇宙の大きさを考える

images.jpg

100 0000 0000分の1の縮尺

   太陽まで1 5000 0000km ⇒ 15m
  太陽直径  140 0000km  ⇒ 14cm
  地球  1 3000km ⇒ 1.3mm
  月まで 38 0000km ⇒ 3.8cm
月直径  3500km ⇒ 0.35mm
 俺            1.8m⇒   0.00018ミクロン
αケンタウルス 40 0000 0000 0000km ⇒ 4000km 一番近い恒星のαケンタウルス4.3光年=40兆km
光速  30 0000km/s ⇒    3cm/s
10 8000 0000km/h ⇒ 108m/h
9 4600 0000 0000km/y  ⇒ 946km/y
銀河系直径 94 6000 0000 0000 0000km ⇒ 9460 0000km (10 0000 * 9 4600 0000 0000km)

一番近いアンドロメダ星雲 230 0000 * 9 4600 0000 0000km
2175 8000 0000 0000 0000km 2175京km先 ⇒ 21 7580 0000km (太陽までの距離の約15倍)


更に縮尺をこの1/1000にしてみると
太陽直系 0.14mm
地球から太陽まで  1.5cm
地球   0.0013mm 1ミクロン
月まで   0.038mm 40 ミクロン
ケンタウルス 4km
光速 9.4cm/h 946m/y
銀河系直径 9 4600 km  地球直径の7.42倍
アンドロメダまで 217 5800km 月までの距離の5.7倍

銀河系を直径9.4cm 中央厚さ1.5cm の円盤とすると
2.17m 離れたところに 同じような円盤がある


46 0000 0000年前 ⇒1年 365日 31536000秒前 とすると
       24年前 ⇒0.16秒前  
      145年前 ⇒1秒前
      2000年前 ⇒13秒前
   300 0000年前 ⇒2時間20分前
  6400 0000年前  ⇒5日前
 2 4000 0000年前 ⇒18日前  

Posted by らっっっきー at 14:02Comments(2)ヒマ人

2004年09月06日

カミュから引用

bf0681_m.jpg

 アルベール・カミュの「ペスト」の一節を引用。
「世間に存在する悪は、ほとんどつねに無知に由来するものであり、善き意志も、豊かな知識がなければ、悪意と同じくらい多くの被害を与えることがありうる。人間は邪悪であるよりもむしろ善良であり、そして真実のところ、そのことは問題ではない。しかし彼らは多少とも無知であり、そして、それがすなわち美徳あるいは悪徳と呼ばれているところのものなのであって、最も救いのない悪徳とは、みずからすべてを知っていると信じ、そこでみずから人を殺す権利を認めるような無知の、悪徳にほかならぬのである。殺人者の魂は盲目なのであり、ありうるかぎりの明識なくしては、真の善良さも美しい愛も存在しない。」

 僕は派遣に反対です。
 でも派遣に賛成の人の中にも、粘着ネオコンもどきの人も居れば、心から善意でイラク市民の為に役立つ為に、派遣をするのだという人もいるように思います。(前者は論外ですが・・。)僕は、善意というものが、時として非常に恐ろしいものに成り得ると思うのです。

 戦争に賛成したアメリカ人は、果たしてイラク人を、不幸を与え、殺戮しようと思っていたでしょうか。いや、彼らは良い事をしているのだと信じていたと思います。隠されている大量破壊兵器を見つけ出し、強力な悪の独裁者から、民衆を解放するのだ、と信じていたのではないでしょうか。(まあ、それを信じる事自体そうとう頭が悪いと思うけど・・・)
 だが、実際は、最初の理由も嘘であり、罪無き市民は殺され、治安は悪化し、社会基盤は破壊され、失業者はあふれ、放射能で汚染され、米兵に対する攻撃もやむ事はなく、酷い有り様になっています。
 善意から、何かをしてあげたいという気持ちは分かります。しかし、自衛隊がそこに居る事によって引き起こされる、武装集団による襲撃や、それに伴う血みどろの戦闘などが、容易に想像できます。そしてその戦闘により民間人に死者が出る事も考えられます。また、自衛隊が米軍の仕事を肩代わりする事によって、米軍は軍事作戦により多くの人員を割くことができます。よって当然のことながら、結局はアメリカの軍事侵略に加担する事になります。ならば、現在継続中の戦争、大量破壊兵器という嘘の理由で、石油利権を強奪する為の戦争は、正しい行為なのでしょうか? 広い文脈で考えずに、「サマワの人々の為に善意で良い事するのだから賛成します」という事で、思考停止、判断停止に陥っていないでしょうか? こちらが善意であっても、そう受け取らない人もいるのです。

昔、YAHOO掲示板に書き込んだ内容。説教くさいなあ。  

Posted by らっっっきー at 13:59Comments(0)戦争とか世界とか

2004年09月06日

テロっていう欺瞞

baghdad-apl28-2.jpg

「テロに屈しない」為に自衛隊を派遣するという意見があるようだ。
テロとは何だろうか?これを定義する前に、最低限の道徳的原則を定める⇒「自分にとって正しい行為は他人にとっても正しく、他人にとって間違っている行為は自分にとっても間違っている」

アメリカ陸軍教範によると、テロの定義とは
⇒「威嚇・強要・恐怖の浸透を通じて、政治的・宗教的・思想的な目的を果たす為に、暴力や暴力の威嚇を計算ずくで用いる事」
である。しかし、この定義は、アメリカの戦争、報復戦争の公式の方針の言い換えである。
ならば、実際に巷で使われるテロとは何なのだろう? それは
⇒「他人が私たちに対して行うテロ」の事であろう。(この『私たち』は誰でも良い) 
   逆に言うと 「私たちが行うテロはテロとは呼ばない」 のである。 (ここで上に挙げた最低限の道徳的原則は破られている。)
(例)
・2001年10月ブッシュはアフガニスタンの人々に対し、彼らが指名手配容疑者を引き渡すまで、攻撃を続けると通告した。
 アフガニスタンの戦争では4000人ほどを殺戮
・2003年1月ブッシュは、フセイン大統領に対し、48時間以内にイラクを離れなければ、軍事攻撃に踏み切ると宣戦布告した。
 イラク戦争では1万人ほどを殺戮。また100万人以上の子供が経済制裁で死亡。
・アメリカの軍事支援を受けているイスラエルのパレスチナ人居住区への軍事侵攻、虐殺。
・1989年 アメリカのパナマ侵攻により、5000人が虐殺された。
・1970年代のベトナム戦争で、200万人以上のベトナム人を虐殺
・アメリカに支援されたインドネシアのスハルト将軍による50万人の殺戮
・ユーゴスラビアのNATO軍による攻撃
・ソマリア、スーダン、リベリア、ラオス、カンボジア、イラン、リビア、レバノン、フィリピン、ドミニカ、キューバ・・・・etc

 (↑これらは公式の定義に従えばテロであるが、巷で言うテロの定義に従えばテロではない)

もしこれらの行為が正当化されるならば、ハイチ・ニカラグア・エルサルバドル・アフガニスタン・・・etcはアメリカに対して大規模なテロを行う資格がある。もし最初にあげた道徳的原則を守るのであれば。
 
さて、道徳的原則を守る事にすれば、例に上げた行為は全てテロなのである。
「テロに屈しない」と言う言葉は、狭い意味での巷で言われるテロという定義しか含んでいない点で欺瞞的である。  

Posted by らっっっきー at 13:39Comments(2)戦争とか世界とか