国が愛国心を促そうとする理由は?に答えた。

らっっっきー

2006年09月26日 22:04



 戦争時においては、愛国心の強い国民のいる国家が有利です。天皇の為なら死んでも良いという人や、アメリカの為にテロリストを憎むという人などが居た方が、戦争を遂行する政府に取っても都合が良いわけです。だから「教育で愛国心を教える」という事は、「中国・北朝鮮などを仮想敵国として」「戦争のできる国家にする」という事とセットだと思います。よって、警戒すべきだと思います。
 第二次世界大戦以前においては、徐々に徐々に、国家神道の天皇中心主義のイデオロギーが国中を支配して、従わない人を弾圧するという体制ができあがりました。その中で、教育は重要な役割を果たしていました。子供を洗脳する事は簡単であり、体制側に取って都合の良い人材を大量に作る事ができます。
 また大多数の人にとって、故郷を愛する事は自然な感情ですが、それを政府が押し付けるというのは、憲法の思想・信条の自由を侵害するものであり、違憲です。愛国心には二種類あります。
1)郷土を思う自然な愛国心 
2)国家が国民を強制的に政府に従わせる事
 うざいネットウヨや石原シンタローくんたちは、この二つを意図的に混同します。?を悪く言うなんてこの非国民が!!という感じです。
 また、国の保有する戦力についてですが、イラクやチベットのように、侵略される側の悲劇を考えれば、ある程度の軍隊、抑止力を持つ事は必要ですが、軍事というのは、巨大な利権を生むものです。現在のアメリカやイスラエルのように、軍産複合体が異常な程巨大になっている国もあります。
 日本はこのような軍需利権の拡大を目指す事とセットになって、このような思想的な右傾化が進んでいると思われます。よって「愛国心教育」というのも、その一環と捉えるべきで、警戒すべきだと思います。

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